春の睡眠のお悩みに役立つ!食べる処方箋"お味噌汁"のススメ

新生活がスタートして、心身に疲れが出やすくなる時季ですね。気持ちが落ち込んだり、カラダがだるいなどの心身の不調を感じる状態になったり…。5月病といわれるこれらの症状の原因のひとつに、睡眠が関連していると言われています。

良質な睡眠のための食事というと「寝る3時間前までに済ませる」のが基本と言われています。さらに、眠りをサポートしてくれる"快眠食材"を加えて、カラダの内側からも快眠にアプローチしましょう。

快眠をサポートする栄養素「トリプトファン」

良質な睡眠には、「メラトニン」というホルモンを、夜しっかりと分泌させることが大切だといわれています。メラトニンは、明るい光によって分泌が抑制されるため、日中は分泌が少なく、夜間に分泌量が増えます。睡眠ホルモンのメラトニンは、別名「幸せホルモン」と言われているセロトニンからつくられ、セロトニンは必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」からつくられます。

アミノ酸の一種である「トリプトファン」は、体内に入り脳に運ばれるとセロトニンに変わり、精神を安定させます。さらにセロトニンは夜になると睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンに変わり、安眠を促してくれると言われています。

食べる処方箋"お味噌汁"のススメ

味噌をはじめとした大豆食品には、メラトニンの素となる「トリプトファン」が多く含まれているので、味噌汁は「快眠」という点でも意識して、食生活に取り入れるのにおすすめな食材です。

トリプトファンは「必須アミノ酸」の一種で、体内でつくることができないため食事から摂る必要があります。トリプトファンを摂るのにオススメなのが、お味噌汁です。お味噌汁の具には、この時期が旬である新じゃがいもや、新玉ねぎ、春キャベツなどの春野菜や、ワカメやあおさの海藻類などをプラスすることで、ビタミンやミネラル、食物繊維もバランスよく摂れて、栄養満点の一品になりますよ。

夕食に食べすぎたり、脂っこいものを食べたりすると、胃腸に負担をかけ、睡眠の妨げになりますが、味噌汁は消化吸収がよく満腹感もあるので、夜にもぴったり◎

カラダが芯から温まり、リラックス効果もあり、栄養バランスもいいので、ふだんの食生活に手軽に取り入れてみてくださいね。眠りがいいと、心身のバランスが良くなり、翌日のパフォーマンスアップにも繋がりますよ。春を健やかにお過ごしになってくださいね。

佐藤 舞

豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。

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