大自然で勇ましく駆ける「野生猫」と家で穏やかに暮らす「飼い猫」、それぞれのキュートな姿と生き様にフォーカス

猫といえば、犬と並んで“ペット”にする人が多い動物。一緒に暮らすパートナーとして捉えている人も多いと思いますが、その一方で過酷な環境を生き抜いている野生猫も存在します。2024年2月には、そんな両者の魅力をたっぷりと伝える写真集『世界の飼い猫と野生猫』(エクスナレッジ)が発売されています。

【写真】ギロリと目を光らせる猫、ピンと立った耳が特徴的な猫など”野生猫”の貴重なショット多数。どこか穏やかな表情を浮かべる飼い猫の姿など

威風堂々とした野生猫、優雅で美しい飼い猫

ここで言う野生猫とは、世界各地の砂漠や熱帯雨林といった大自然の中で暮らすネコ科動物のこと。マヌルネコ、スナドリネコ、ピューマなどが挙げられます。引き締まった身体やキリリとした顔立ち、威風堂々とした立ち姿が特徴的。さらに、体を覆う毛は生息地帯の環境に適応した色や模様になっていたり、足が発達していたりと、独自の生存戦略で生き抜く術を身につけています。ただ、密猟などの影響で年々減少している種がほとんどなのだとか。

対する飼い猫は、スコティッシュフォールドやロシアン・ブルー、ボンベイ、メイン・クーンなど。野生の本能を備えつつも“敵”の居ない環境下で暮らしているため、比較的穏やかです。また、メイン・クーンに代表されるように、長毛種が親しまれているのも特徴。豪華で美しい見た目は、人間にも広く愛されていますよね。

野生と家庭、それぞれの環境で暮らす猫たち

『世界の飼い猫と野生猫』は、猫の美しい姿だけでなく生態も知ることができるビジュアル図鑑。野生猫と飼い猫に分けて、さまざまな猫種が取り上げられています。

野生猫は、ジャングルや雪の中などで撮影された写真が多数。中には威嚇している瞬間を捉えた写真などもあり、その勇ましい表情には怯んでしまいます。またカナダオオヤマネコの写真は、木に登っている様子が印象的。太く大きな手足と、獲物を捉えようとする鋭い目つきは“現役”を感じさせます。

また、飼い猫の写真もブラジリアン・ショートヘアやバーミーズなどの凛とした佇まいを感じる写真が収められています。特徴的な毛色のほか、瞳の色もじっくり堪能できる写真ばかりで、中でもロシアン・ブルーはシルバーブルの毛とエメラルドグリーンの瞳が優美で吸い込まれてしまいそう。

ちなみに、子猫だけを紹介する章もあり、その可愛らしさにはキュンとすること間違いなしです。あらゆる角度から猫の魅力に迫る本書。あなたもどっぷり浸ってみては?

2024-03-28T02:11:05Z dg43tfdfdgfd