【からだ整う野菜のレシピ】SNSでバズった「おからナゲット」＆10万人がレシピ保存した「アボカドの香味野菜あえ」

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野菜たっぷりの食事は自分自身を養っている感覚が体に灯る

はじめまして！磯貝絢です。インスタグラムでは「イソカカ」という名前で、野菜を中心にしたレシピを発信しています。

私のことをお話しすると、熊本県の農家に生まれ、料理上手な祖母や母のもとで、食べることが大好きな娘に育ちました。好きが高じて食を仕事にし、結婚後は夫の地元・京都で家族とカフェを営んでいました。玄米と野菜を中心にしたお店です。

でも、そのカフェはもうありません。コロナ禍で閉店してしまったのです。「店はもう閉めるしかない」というところまできたのが、3人目の子どもが生まれて2か月ほどのこと。「この先どうしよう」と不安で不安で仕方がなかったです。子どもを寝かしつけたすき間時間に、手元にあったスマホで写真を撮って、これまで店で作ってきた野菜のレシピをネットの海に投げました。どうせこのままなくなってしまうなら、1つでも2つでも誰かの目に留まって役に立ってくれたらいいと思ったのです。

あれから3年と少し。今、私のレシピは動画となって毎日たくさんの人に見てもらえるようになりました。

お肉もお魚も出てこない、とろけるチーズもない。そんなレシピがこれだけ受け入れていただけたのは、「野菜をおいしく食べたい」という思いをもったかたがとても多いからでしょう。

私のレシピの根っこは、お店で外国人観光客のお客さまたちからリクエストされて始まった、ヴィーガン（完全菜食主義者）の方も食べられる「植物性の素材」のみを使ったレシピです。私自身はヴィーガンではありませんが、植物性の素材中心の食事が環境への負荷を減らす役に立つと知ってから、自分の暮らしにも取り入れるようになりました。

子どもたちやその先の世代まで、おいしいものが食べられる社会を残したい。

大きな夢ですが、おいしい野菜のお料理がたくさん世の中にあふれたら、きっとかなうと思っています。

おいしいものを食べると元気が出る。なかでもお野菜たっぷりの食事は、自分自身を養っている感覚が体に灯ります。この炎は毎日の活力となって、きっとみなさんを支えてくれます。私のレシピでそのお手伝いができればとてもうれしいです。どうぞ、お役立てください。

今回は特にフォロワーさんや家族から大きな支持を得た2つのメニューを紹介します。

最初にバズった「おからナゲット」レシピ

SNSでバズった自信作。ヴィーガンの方も気に入ってくれました。おからとは思えない食感と、食べ応えに驚くはず！オートミール入りで、中はもちっとした食感です。

《材料》（2人分）

【A】［生おから…150g　オートミール、片栗粉…各大さじ3　顆粒野菜だしの素…小さじ1と1/2　塩、こしょう…各少し　きび砂糖…小さじ1　にんにく（チューブ）…2cm　無調整豆乳…大さじ2]　揚げ油（なたね油）、トマトケチャップ、マスタード…各適量

《作り方》

【1】ボウルに【A】の材料を入れ、ひとつにまとまるまで混ぜる。

【2】小さめのひと口大に丸めてから楕円形に整える。

【3】真ん中を押してくぼみを作る。

【4】フライパンに2cm深さほどの揚げ油を入れて160℃に熱し、【3】を入れてきつね色になるまで揚げる。

【5】器に盛り、ケチャップとマスタードを添えたらでき上がり。

10万人がレシピ保存した「アボカドの香味野菜あえ」レシピ

大好きな香味野菜をどっさり使って、和にも洋にも合うアボカドを合わせてみました。なんと10万人がレシピを保存してくれた副菜です。大人味のアボカドです！

《材料》（2人分）

アボカド…1個　みょうが1個　青じそ…3枚　塩昆布…5g　ごま油…大さじ1/2

《作り方》

【1】アボカドは食べやすい大きさに切る。みょうが、青じそは細切りにする。

【2】ボウルに【1】、塩昆布を入れてあえる。

【3】器に盛り、ごま油をまわしかけたらでき上がり。

【POINT】アボカドは包丁で種を中心に縦にぐるりと1周切り目を入れ、両手でねじるようにして2つに分ける。種に包丁の刃元を刺し、ねじるようにして種を取り除きます。

◆教えてくれたのは：磯貝絢さん（イソカカ）

1987年熊本県生まれ、京都府在住。夫、長男、長女、次男との5人暮らし。家族と京都で営んでいたカフェがコロナ禍で閉店。現在は自身のオンラインショップでグラノーラやハーブティーを販売するほか、「イソカカ」の名前でSNSでレシピ動画を発信している。Instagramのフォロワーは23.9万人（2024年4月現在）。初の著書『イソカカのからだ整う野菜のレシピ』 (扶桑社ムック)が発売中。

2024-04-29T07:03:26Z dg43tfdfdgfd