《“家飲み”を格上げ!》「お店級の生ビール」「ワインをスパークリングに」最強ツールを家電ライターが解説

5月の大型連休も目前。人混みを避けて、家でまったり過ごそうという人もいるでしょう。今回は、家電ライターの田中真紀子さんに家でお酒を飲むときに気分を盛り上げてくれるグッズの選び方を教えてもらいました。

【写真】ワインをスパークリングにできるアイテムや、電源不要のビールサーバーを紹介

ビールにワイン、日本酒、ハイボールまで…多様な家飲みグッズ

まず、家飲みをサポートするグッズにはどのようなものがあるのでしょうか。

クリーミーな泡を生み出せるビールサーバー

「よく知られているのが家庭用ビールサーバーです。本体に缶ビールや瓶ビールをセットしてレバーを操作すると、超音波がクリーミーな泡を生み出し、お店のビールサーバーで入れたようなビールが楽しめます。

同じく超音波を使い、ワインや日本酒などの熟成を進める家電もあります。ワインを空気に触れさせるデキャンティングと呼ばれる工程を効率的に行ってくれ、味わいがまろやかになるとされています。

あとはハイボールなどで使う炭酸水を自宅で作る炭酸水メーカー。ガスシリンダーのガスを注入するので、弱炭酸から強炭酸まで、自分で加減できるのが魅力です。手動式がメインですが、電動式はボタンひとつで注入できたり、炭酸の強さも選べるので手軽です。

ほかにも、日本酒を人肌など適温に温めてキープしてくれる酒燗器や、酒のボトルの注ぎ口に取り付け、グラスをかざすと定量を注いでいてくれるディスペンサーなども便利です」(田中さん・以下同)

家飲みグッズを使うときに知っておきたい注意点

気になるのが、手軽に使えるのかどうか。サイズ感、電源コンセントの有無、洗い物の手間などは――?

「基本的には電池式など手軽に使えるものも多く、ベランダはもちろん、アウトドアに持ち運んで使うといったニーズにも対応できます。ただし、パイプなどを通してお酒を入れる必要があるものは、パイプなどを洗ったり取り付けたりする手間がかかることを知っておくといいでしょう。

また炭酸水メーカーで使用するガスシリンダーから二酸化炭素が漏れてしまうと、最悪の場合、二酸化炭素中毒になる恐れがあります。ほか、ガスシリンダーは使用後メーカーに返却する必要がある、自分で炭酸ガスを再充てんするのは法令違反となる――等々、取り扱いには注意事項が多数あります」

とはいえ、おおむね実際の使用で難しく感じることはないそう。とくに、以下の2点は使いやすく、田中さんもおすすめとのこと。

【1】ドリンクメイト『ドリンクメイト シリーズ630 DRM 1020』

まずは、おいしい炭酸水を作れるメーカーから。

手持ちのドリンクに直接炭酸を入れられる炭酸水メーカー

「水だけでなく、ジュースやお酒にも炭酸が注入できるので、ハイボールにはもちろん、ワインや日本酒もスパークリングで楽しめます。また、気の抜けた炭酸飲料も、シュワシュワ感をよみがえらせることもできます。

炭酸の濃度は6段階から選べ、微炭酸や強炭酸の設定も手軽です。炭酸の注入自体は手動ですが、電源につなぐか電池を使えば炭酸ガス残量が表示され、残量が10%を切ったりなくなったりするとお知らせします。アレンジの場が広いのが魅力」

【2】グリーンハウス『ビールサーバー GH-BEERSSEC-BK』

こちらは、どこでも使えるコードレス仕様がうれしい、ビールサーバーです。

電源不要!アウトドアでも使える超音波式ビールサーバー

「充電式バッテリーを内蔵し、場所を選ばず使える超音波式ビールサーバー。中に缶ビールまたは瓶ビールをセットし、レバーを手前に引くと普通に注がれ、奥に押すときめ細かい泡状になって注がれます。専用保冷剤を入れると、最大3時間冷たい状態がキープできるので、2杯目もキンキンに冷えた状態が味わえます。高級感ある見た目でバーやビアホールで楽しんでいる気分に」

こうした“家飲み”グッズがあれば、おこもり連休も一段と楽しくなりそうです。

◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん

白物家電や美容家電を中心に家電に詳しいライター。雑誌やウェブなど多数のメディアで、新製品などをレビューしている。

取材・文/桜田容子

2024-04-25T02:16:51Z dg43tfdfdgfd