「暑くてだるい」んじゃなくて「冷えていてだるい」?夏の冷えた体に◎内側から体がポカポカするポーズ

夏は体がだるくなりやすい

ここ数年、毎年のように「例年より暑さが厳しい夏」といったフレーズを耳にするようになりました。それくらい日々暑さが厳しいため、不必要に日中外へ出る頻度が減っている方も多いのではないでしょうか。熱中症などになってしまっては大変ですが、一方でクーラーによって体が冷えすぎて全身のだるさを感じやすくなっている方も多いと思います。

特に、夜寝る時もクーラーをつけている方は朝起きた時、疲労がスッキリ取れたというよりは重だるさを感じて起きることの方が多いかもしれません。現在、筆者もクーラーを稼働させたまま寝ていますが、起きた時の体の感覚はなかなか好きにはなれません。

夏の体に何が起きている?

朝起きた時に体がダル重く感じるのは体の内側が冷えてしまっていることが大きな要因です。夏は暑いのでクーラーはもちろん冷たい食べ物や飲み物が美味しい季節でもあります。そして、夏に美味しい夏野菜は暑い季節を乗り越えるために体を冷やす効果が高いと言われています。そう考えると体は内からも外からも冷えていることが分かりますよね。

体は本来、自ら温度調整を行おうとしますが、クーラーが効いたお部屋で冷たいものを多く摂ることによってその働きが鈍くなってしまいます。体温を調整することがうまくできないことよって全身のだるさや疲労感などが起こりやすくなるのです。

夏の冷えにはコレ!やるだけで体がポカポカするヨガポーズ

夏にエアコンを使わないのも難しいですし、暑い時はどうしても冷たいものを食べたくなってしまいます。クーラーが切るべきだなんてことは言えませんし、冷たいものをすべて止めて温かいお茶にしましょう、というのも現実的ではありません。

そこで今回はこのポーズ1つやるだけで体のだるさや疲労感の緩和につなげやすくなるヨガポーズをご紹介します。ちょっとしたスキマ時間を活用してやってみてくださいね。

<やり方>

1)マットの上で四つ這いになり、手のひらを1枚分前に移動させます

2)つま先をマットに付け、息を吐きながらお尻を斜め上へ持ち上げましょう。まずは、そのまま3呼吸姿勢をキープします

3)息を吸いながら両ひざを思い切り曲げ、両かかともマットから離します。お腹と太ももの距離を近づけましょう

4)息を吐きながら膝を伸ばし、かかとをマットに下ろします。ふくらはぎに刺激が入るのを感じながら、下半身の血行を一時的に促進させましょう

5)この動きを3~5回ほど繰り返します。必ず呼吸を連動するようにしてくださいね。

今回ご紹介したのはヨガの代表的なポーズ・ダウンドックを応用したものです。「ダウンドッグなんてヨガレッスンでもよくやるし、そこまで効果なんてある?」と思う方もいるかもしれませんが、やってみるとだるさも解消、全身あっという間にポカポカになります。慣れ親しんだヨガポーズで夏こそ冷えやすい体を温めてあげましょう。

古賀奈津美

商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了

2024-07-26T22:20:21Z dg43tfdfdgfd