「シュークリーム」と「どら焼き」、糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説

糖質が多いものは依存症になりやすい?

糖質は悪者扱いされがちですが、身体のエネルギー源になるとても大切な栄養素。不足すると集中力がなくなったり、イライラしたりすることもあります。ただし、摂りすぎると肥満や糖尿病の原因に。また大量の糖質を一度に取ると、甘いものに対する依存が高まるなどの懸念もあります。

「甘いものが好きでやめられない」という方も多いのではないでしょうか?それは理由があるのです。糖質を一度に大量摂取して血糖値が急上昇すると、ドーパミンが出て一時的に幸せな気持ちになります。ただ急上昇した血糖値を正常に戻そうと、インスリンというホルモンが働き、血糖値は急降下します。血糖値が下がることで、さらに甘い物が欲しくなってしまう。このループにはまってしまうのです。やはり一度に大量の糖質を摂るのではなく、適切な量を摂ることが大切なのです。

シュークリームとどら焼きの糖質は?

ではシュークリームとどら焼き、どちらが糖質が多いかわかりますか?

正解はどら焼きです!

シュークリーム(1個・95g)

エネルギー量 235kcal

糖質 17.3g

脂質 16.0g

どら焼き(1個・80g)

エネルギー量 218kcal

糖質 44.5g

脂質 1.2g

もちろん商品によって大きく前後しますが、シュークリームは全体的にクリームの占める割合が多い為、糖質は控えめで、その分脂質が多いお菓子です。一方、どら焼きは生地は小麦粉、あんこに小豆が主原料で使われており、砂糖もたっぷり使っている為、脂質は少ないですが、糖質がとても高いお菓子なのです。

和菓子=ヘルシーという認識があった方も意外なのではないでしょうか?お菓子を選ぶ時は、主原料は何を使っているかを考えると、栄養価を推測しやすいかもしれません。ぜひ選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

<参考>

外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド (女子栄養大学出版部)

和田 梓

管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。

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