30代半ばのパフォーマーはコーチングで何を得たのか?【当事者に聞くコーチング】

【当事者に聞くコーチング】#4

Cさんは、30代半ばの身体を使って表現する男性のパフォーマーさんです。初めてお会いしたのは、Cさんが30歳になろうとする時でした。30歳は、夢を追い続けるか、世間的に現実的な道を歩むかの選択に悩むタイミングです。Cさんも、現実的な道=コーチを職業とすることを検討されていました。しかし、お話をうかがうと、本当にやりたいのはコーチを職業とすることではなく、「パフォーマーとして活躍すること」であることが明確でした。そこで、私はコーチとして、Cさんがその目標を達成するサポートすることを提案しました。

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Q:コーチングを受けてみようと思ったきっかけは?

D:元々は、長く続けてきたパフォーマーの仕事に対して将来的な不安を感じ、「手に職を」ということで自分がコーチをする側に興味を持ったんです。まずは受けてみようというのがきっかけでした。

Q:コーチングを受けて実現できたことはどんなことですか?

D:パフォーマーとしての仕事で、明らかに仕事量が増えました。良好な人間関係も築けるようになり、クリエイターや作り手としての活動も増え始めています。

Q:自分に起こった変化は?

D:一番大きい変化は、将来を悲観しなくなったことです。僕たちは1月ごとに「今までとは違う選択肢を選んでみる」「70点の完成度でも前に進める」など目標を定めて、行動して、振り返るというのを繰り返したのですが、それが、好奇心や行動力をもたらしてくれ、自分に対する自信に繋がりました。

Q:他の人に勧めるとしたら、どのように勧めたいですか?

D:「伴走者が、常に隣にいてくれる感じだよ」と勧めます。自己啓発本を読んで行動したけど挫折したことって、誰でも一度はあると思います。コーチは、挫折による、あの孤独感や徒労感を一緒に分かち合って、失敗も成功も含めて、前に進んでくれるイメージです。

Q:どのくらいの期間、受けていますか?

D:月に1回の頻度で、約3年半です。

Q:他に伝えたいことは?

D:コーチングに興味はあるけど、「そんな大それた目標もないし、行動力もないしなぁ」と躊躇してしまう方こそ、気軽に受けてみてほしいと思います。(おわり)

(和気香子/エグゼクティブ・コーチ)

2024-05-07T00:35:40Z dg43tfdfdgfd