パソコン仕事や、細かい作業、包丁を使ったり縫物をしたり…肘から下だけを使う作業は、日常の中に意外に多く存在します。
肘から下は前腕(ぜんわん)と呼ばれ、細長い筋肉が集まっていますが、これらの筋肉は肘を介して肘から上の上腕、そして肩へとつながっているため、前腕の筋肉が硬くなって縮まると、上腕や肩の筋肉を引っ張ってしまったり、動きを制限してしまうことも。
腱鞘炎になりやすい方や、肩をほぐしても肩こりが良くならないという方は、ぜひ「前腕ほぐし」も試してみてください。
今回ターゲットにしていくのは、前腕の筋肉の中でも、腕橈骨筋(わんとうこつきん)と橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)の間。筋肉同士の間にアプローチすることで、それぞれの筋肉が柔らかくなるだけでなく、筋肉同士を包んでいる筋膜が滑らかにすべり、連動して動きやすくなります。
立っていても座っていてもOK。楽な姿勢になったら右腕を前に伸ばし、手のひらを上に向け、左手で指先を下に引っ張ってどのくらい手首が曲がるかチェックしてみましょう。
・右腕の肘から手首の真ん中あたりを左手の親指で押さえ、右手首を振る
・左親指の抑える位置を変えて、前腕全体を押しながら振るを繰り返す(手首を回してもOK!)
1と同じ動きを行って、指先がより下に向きやすくなっているかチェックしてみましょう!指先が自分に近づいてきた方は、肩を上げ下げしたり回したりすると、肩も軽くなっているかもしれません!
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
2023-06-01T11:09:59Z dg43tfdfdgfd