【40代のリアルな体型変化】バストのたるみを食い止める!肩甲骨まわりストレッチ

バストのたるみの原因は肩甲骨まわりの筋肉の硬さ

バストの理想的な形は、鎖骨のあいだのくぼみと左右のバストトップを結ぶ線が正三角形になることだと言われています。しかし、年齢を重ねると皮膚・筋肉、バストを支えるクーパー靭帯が衰えることでバストが下垂していきます。また、年齢の問題だけではなく、悪い姿勢で過ごす、誤ったブラジャーの着用、女性ホルモンの影響、授乳、激しいスポーツ時の揺れなど、バストが垂れる原因は実にさまざまです。

そして、意外に思うかもしれませんが、バストが下がってしまうのは肩甲骨まわりの筋肉が硬くなることも原因の一つです。例えば、日頃から前かがみの姿勢になりがちだと、肩甲骨まわりの筋肉が外に開いたまま固定されて硬くなります。すると、胸のまわりの筋肉は縮んだ状態になって血行が悪くなり、バストの張りが失われることがあります。また、前かがみの姿勢の時は、バストが実際の位置よりも下向きになりやすく、重力の影響でどんどん下がることも考えられます。

肩甲骨周辺の筋肉の硬さセルフチェック

以下のチェック項目に当てはまる方は、肩甲骨まわりが硬くなっている可能性があります。

● デスクワークなどで、長時間同じ姿勢を続けることが多い

● 肩や胸まわりの筋肉に痛み・こりを感じる

● 胸を開こうとすると、胸まわりが突っ張る感覚がある

● 気が付くと猫背になっている

● 首を横に向ける時、違和感がある

● 腕を体の横・肩の高さに伸ばした時、高く持ち上げられない

垂れバストを食い止める肩甲骨まわりのストレッチ

今回は、横向きの姿勢で腕の重さを使い、肩甲骨を背骨から離す~近づけるストレッチをご紹介します。リラックスしながらやってみてくださいね。

<やり方>

1)右体側を下にして、横向きになる。右腕に頭を乗せ、左手は腰にセット。脚は重ねてひざを曲げ、体の前に出す

2)左腕を体の前に伸ばして、肩甲骨を背骨から離す。腕は肩からまっすぐ、ひじは伸ばして、5~10回深呼吸

3)左腕をゆっくり持ち上げて背中側に伸ばし、肩甲骨を背骨に近づける。目線は左手を追いかけ、顔を左に向ける。左腕の力を抜いて、うしろにダラッと垂らし、この体勢で、5~10回深呼吸。この時、手が床につかなくてもOKです

4)体の向きを変えて、反対側も行う

1)〜3)のストレッチで筋肉がほぐれてきたら、腕で大きな円を描くように動かしてもOK。腕は、前から後ろに回すのがポイントです。

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。

2025-06-04T10:15:38Z