インド占星術では、多くの人が、一般的に知られている西洋占星術の太陽星座から一つ手前の星座にずれます。星座の横に記載している日付を誕生日と照らし合わせて確認しましょう。
4月13日は乙女座で満月を迎えます、ナクシャトラ(※1)はチトラー(※2)、シンボルは真珠や輝く宝石、天界の建築家であるトヴァシュタル神が支配し、絵画や建築、音楽、執筆など創作活動全般に関わり、技術を習得するため、表現を磨くため、鍛錬を惜しまないといった特性があります。物質的でありながら、精神世界へと向かう質をあわせ持つナクシャトラです。今回は乙女座の高い度数で起きる満月であり、対面の魚座から多くの惑星が影響を及ぼしますので、理性と感性が交錯し、揺らぎや緊張が感じられる満月図です。
13日の満月は、魚座のあなたにとっては対面の乙女座であり、パートナーシップをあらわすハウスで起こります。多くの星が絡むので、様々な場面での人との関わりに関して多くのことを経験しそうな時期です。友人の思いも掛けないような反応にどう対処したらいいのか、考えることになったり、相手の気持ちの機微に触れるような機会が訪れたり、特に一対一で深く関わる人とのやり取りからあなた自身の本質に気付くこともありそうです。
14日に太陽が牡羊座へ移動します。仕事面においては、収入アップが期待できます。貯めることに意識を向けるより、いかに稼ぐかということにフォーカスしてみましょう。副業のアイディアをお持ちでしたら、このあたりからスタートさせてみましょう。
恋愛に関しては、相手に対して疑心暗鬼になってしまいそう。あ、と感じる点があったら放置しないで、キチンと問いただして、スッキリさせて。交際中のあなたは、相手との距離感について考えてみて、少し距離を置いてみるのもいいでしょう。
※1(ナクシャトラ):インド占星術で使われる、月の位置をもとに区分される27の星宿。
※2(チトラー):27ナクシャトラの中の1つ、支配星は火星、鍛錬、創造、芸術などの象意を持つナクシャトラです。
美容に関しては、季節の変わり目ですので、顔だけじゃなくて、手や足も含めて乾燥に注意しましょう。必要な個所に保湿クリームをつけたり、オイルマッサージしましょう。肌が敏感になってきている時ですので無香料の自然派コスメがおススメです。
健康に関しては、長年かけて蓄積してきた疲労が表に出てきそうなタイミング。この時期は温かい麺類やスープ、根菜の煮物などを多めに摂って体を温めることに意識を向けていきましょう。毎朝白湯を飲むことで、循環がよくなりそうです。
チャンスは人からもたらされる予感。
次は4月28日新月の日にお会いしましょう!
吉野まゆ
インド占星術師。2004年よりインド占星術を学び始め、研鑽を続けている。インド占星術による個人鑑定やインド占星術基礎講座、ホロスコープ読みの講座などを開催。2018年からはインドの暦パンチャンガ手帳の制作販売を行っている。
2025-04-12T21:06:27Z