一日の終わり、脚の重だるさに悩んでいませんか? 長時間歩いたり、立っている時間長かったりすると、筋肉が疲労しふくらはぎの筋肉が硬くなり、血流が悪くなってしまうことがあります。また、座ったままの状態が続くのも問題。ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が低下し血液が滞り、冷えやすくなったり老廃物が溜まりやすくなることで、だるさやむくみの原因になります。
ふくらはぎの筋肉は、「下腿三頭筋」と呼ばれ、腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉から構成されています。
・腓腹筋
ふくらはぎの一番表面にある筋肉で、膝裏から始まりアキレス腱を通ってかかとまでつながっています。走ったりジャンプしたり瞬発的な動きをサポートし、つま先立ちや膝を曲げる動作に関与しています。
・ヒラメ筋
腓腹筋の下に位置し、膝からかかとにかけてついている筋肉です。歩行時や立ち姿勢での身体のバランスをサポートしています。
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血流のポンプの役割をしています。ふくらはぎを鍛えることで血行が促進され、冷えやむくみの改善・予防につながるほか、疲労物質が排出されやすくなります。筋肉をほぐすほか、こまめな水分補給で体内の水分がめぐりやすい状態を心掛けましょう。
ふくらはぎの疲労感を解消するには、ストレッチやマッサージで筋肉をほぐして血行を良くすることが大切です。
1.正座の姿勢から、片膝を立てて座り直します。床に寝かせている方のつま先は立て、かかとの上にお尻を乗せましょう。
2.息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながらかかとにまっすぐ体重を乗せ圧をかけます。下の脚のアキレス腱周辺が伸びているのを感じましょう。
3.膝を立てた方の脚に上半身の体重をかけて、ふくらはぎをストレッチします。
4.かかとが床から上がらないように注意しならが30秒ほどキープし、反対側も同様におこないます。
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
2025-05-07T12:01:30Z