二の腕の裏側にある「上腕三頭筋」は、日常生活ではあまり使われない筋肉です。意識して動かさないと、どんどん筋力が低下し、脂肪がついて皮膚がたるんでしまいます。
猫背や巻き肩などの悪い姿勢が続くと、肩周りの筋肉が固まり、血流やリンパの流れが滞ります。その結果、老廃物が溜まりやすくなり、むくみや脂肪の蓄積につながります。
年齢を重ねると、肌のハリが失われ、皮膚が垂れやすくなります。
全身の代謝が落ち体脂肪がつきやすくなると、二の腕にも脂肪がつきます。特に腕は部分痩せが難しい部位のため、一度ついた脂肪が落ちにくいのです。
座るときも立つときも、背筋を伸ばすことを意識しましょう。肩が内側に入った「巻き肩」にならないように注意し、姿勢を整えることで、自然と二の腕や肩周りの筋肉が使われやすくなります。
買い物袋を持つ、ペットボトルを使った簡単な腕の上下運動をする、など「上腕三頭筋」を意識した動きを日常に取り入れましょう。短時間でも、継続することで結果が出やすくなります。
二の腕が冷えると血行やリンパの流れが悪くなり、むくみや老廃物の滞留につながります。湯船に温まるなど、体を冷やさないように心がけましょう。
手のひらを外に向けて腕を後ろに引いたり。肩甲骨を寄せて胸を開くストレッチは、二の腕だけではなく姿勢改善にもつながります。
1.楽な姿勢で座り、両手をばしたまま肩の高さまで上げ、手のひらを上向きにする。
2.背中が丸くならないように注意しながら手のひらを内側に絞る。ゆっくり10回行ったら休みを挟み、2セット行う。
3.胸の前で手のひらとひじの内側をくっつけ、押し合いながら持ち上げる。
4.ゆっくり10回繰り返し、休みを挟んで2セット行う。
5.正座で座り、両手を後ろに伸ばしできるだけ高く持ち上げる。
6.高さをキープしたまま、ガチャガチャを回すように腕をねじる。10回を2セット行う。
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
2025-07-02T11:55:15Z