気持ちが乗らないとき、その理由を探ってみたことはありますか? 気力は自分の健康状態と深く関係しています。睡眠不足や食生活など、私生活を振り返ってみると、「最近眠りが浅かった」「食事が不規則になっていた」など、具体的な理由が見えてくるかもしれません。
自分の現状に気づくと意識的に生活リズムを整えるようになり、気持ちや身体の調子も整えやすくなるでしょう。
毎月一定の期間で気分が落ち込んだり、身体がむくんだり、便秘などの不調を感じやすい人は、女性ホルモンの影響も考えられます。ストレスなどにより女性ホルモンの分泌量やサイクルが乱れると、PMS(月経前症候群)や自律神経失調症などのさまざまな症状に悩まされることも…。
ホルモンバランスを整えるには、栄養バランスの良い食事を心がけ、質の良い睡眠をとり、適度に運動することが大切です。
生活習慣を整えると同時に、身体の調子も整えましょう。今回はむくみや便秘を解消するデトックスポーズをご紹介します。身体に不要になったもの=老廃物を排出すると、身体がすっきりし必要な栄養素やエネルギーがきちんと身体に吸収されやすくなりますよ。
①長座の姿勢になり、右脚を上げ左脚の外側に置く。
②左手で右膝を抱え、右手はお尻の後ろにつく。 息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら上半身を右にねじる。伸ばした方の足はかかとを押し出しましょう。
③5呼吸キープし、身体を正面に戻してから反対側も同様におこなう。
【ポイント】
腹部をねじったときにできるだけお腹と太ももを近づけ、内臓をマッサージするイメージで呼吸しましょう。腸が刺激されるので、便秘解消にも効果的。寝る前におこなえば翌朝のお通じが良くなります。
①長座の姿勢から、左膝を正座のように折りたたみかかとをお尻の横に置く。
②右膝を立て、両手で右の足裏をつかむ。
③息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら右足を斜め上へ伸ばして5呼吸ほどキープする。反対側も同様におこなう。
【ポイント】
背筋を伸ばし腹部を引き込み、骨盤を安定させましょう。身体のゆがみ解消につながるほか、ふくらはぎやもも裏全体が伸びて老廃物が流れ、むくみ解消に効果的です。
①床に仰向けになり、両膝を立ててかかとをお尻に近づける。
②手で腰を支えながら後転の動きをして、足を頭の向こう側へおろす。
③あごを引き頭を動かさずに、5呼吸ほどキープ。(首を痛めないように注意しましょう)
④腰を支えながら背骨を上から順番に床に下ろして仰向けの姿勢に戻る。
【ポイント】
上下を逆転させることで内臓を休ませる効果があります。また、背骨を伸びて自律神経の調整にも効果的です。
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
2023-05-23T12:06:52Z dg43tfdfdgfd