キャベツには胃の粘膜を守るビタミンUが含まれます。胃腸の粘膜を修復し、胃酸の分泌も抑えるため、胃腸が弱っていると感じるときには積極的に摂りましょう!
【キャベツ×白身魚(たら、たい)】
キャベツの上に白身魚をのせ、塩コショウとお酒を振ってラップをしてレンジで5,6分加熱するとキャベツと白身魚の酒蒸しの完成!高たんぱくで低脂肪な白身魚は消化にもよく、疲労回復にもピッタリ。キャベツと一緒に摂ることで、弱った胃腸をさらに労わることができます。
長芋にはジアスターゼやアミラーゼなどの消化酵素が豊富に含まれています。ぬめり成分のムチンは胃の粘膜を保護して、胃炎の症状を和らげる働きがあります。またたんぱく質の代謝も助けます。
【長芋×ご飯】
とろろにしてご飯にかけると、長芋の消化酵素で米の消化を助け、胃腸の粘膜も修復できます。食欲がないときにおすすめです。
里芋のぬめり成分ムチンによって胃の粘膜を保護し、たんぱく質の消化も助けます。
【里芋×かぶ】
胃の粘膜を保護する里芋と、胃酸の分泌を抑えて胃もたれや胸やけを和らげてくれるかぶ。胃腸を整えるのにとてもいい組み合わせです。白菜や鶏肉も入れてクリームシチューがおすすめです。
たこやえび、ほたてには、肝機能を高める働きのタウリンが豊富に含まれます。また、アルコールの分解を助けるナイアシンが含まれているため、お酒のおつまみとしても最適です。
【ホタテ×大根】
ホタテのタウリンは、大根の食物繊維と組み合わせるとより肝機能がアップします。また、大根も消化酵素が含まれ、解毒作用や胃の粘膜を守る作用があるので胃腸と肝臓を労われる組み合わせです。ホタテの缶詰と千切りにした大根を合わせてめんつゆやポン酢でさっぱりと食べられます。
胃や腸の調子が悪いと、免疫力も下がってしまいます。今回ご紹介した食材やメニューを食卓に取り入れて、早めに胃腸や肝臓を回復させていきましょう。
【参考】
食品データベース
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事業を行っている。また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢献活動を行っている。
2025-02-04T03:22:52Z