「肩こりケア」というとつい肩を揉みたくなりますが、慢性的な肩こりは僧帽筋下部(肩甲骨下の筋肉)が十分に働いていないことも関係しています。
僧帽筋は肩甲骨を下げて安定させ、肩や腕の動きを支える役割があります。硬くなると肩甲骨の動きが制限され、背中や首、肩に負担が集中します。長年のデスクワークやスマホ操作で背中がこわばると、肩の筋肉だけで腕を支える状態になり、慢性的な肩こりにつながります。
肩甲骨下が硬いと血流が滞り、肩や首に負担がかかります。ゆっくり伸ばして動かすと血流が改善され、肩や背中のだるさが軽くなります。
特に40代以降は筋力低下やホルモンの変化で体がこわばりやすいため、鍛えるよりも肩甲骨下部を正しく動かすことが肩こり解消のカギです。
今回ご紹介するストレッチは簡単な動きですが、背中の硬さも和らぎ、肩の可動域が徐々に広がっていきます。まずは無理のない範囲で動かし、呼吸とともにゆっくりほぐしていきましょう。
<やり方>
1)背筋を伸ばして立つか座る。左腕を胸の前で反対側に伸ばし、右腕で左腕を下からすくい上げる。
2)左腕が下がらないように気をつけながら、左の肩甲骨の下が伸びる感覚を意識し、3〜5回ほど呼吸を繰り返してキープする。
3)反対の腕でも同じように行う。
4)左右それぞれ3回ほど繰り返す。
肩を上げたり力を入れすぎず、肩甲骨下部が軽く広がる感覚を意識しながら呼吸と連動させると、筋肉が緩みやすくなります。
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
2026-01-04T12:08:57Z