胸を支える土台筋は背中にあります。「胸を上げたい」「ハリを取り戻したい」と思ったとき、多くの人は胸そのものをマッサージしたり、筋トレで鍛えようとします。
でも実は、バストの土台を支えているのは「背中側の筋肉」です。
猫背や巻き肩で背中がこわばると、肩甲骨が外に広がり、胸を引き上げるはずの筋肉がうまく働かなくなります。すると自然と胸の位置が下がり、ハリを失ったように見えてしまうのです。特に、パソコンやスマートフォンを長時間使う現代女性は、肩甲骨まわりが固まりやすく、呼吸も浅くなりがち。この背中の硬さが、実はバスト下垂の隠れ原因です。
背中をゆるめ、肩甲骨を動かすだけで、胸まわりの血流がよくなり、デコルテが自然に持ち上がっていきます。つまり、美しいバストラインをつくる第一歩は、胸を鍛えるのではなく、背中を解放することなのです。
背中と胸を同時にゆるめて、姿勢もバストも若返るポーズ。デスクワークで丸まった背中のリセットに最適!
<やり方>
1)四つん這いになり、両ひじを床につけます
2)手のひらを頭の後ろで軽く組み、胸を床に近づけるようにします
3)お尻は高く持ち上げ、背中〜胸のあたりを気持ちよく伸ばしましょう
4)深い呼吸を続けながら、20〜30秒キープ
5)ゆっくり元の姿勢に戻します
胸を下げるのではなく、「前に押し出す」イメージで行なうのがポイント。腰を反らせすぎず、呼吸で背中を広げる意識を持つとさらに良いです。肩甲骨がぐっと寄り、胸が自然に開いていきます。
「背中から若返る」ための第2テップ。丸まった背中をゆるめて、胸を支える土台をリセットします。
<やり方>
1)四つん這いの姿勢からスタートします
2)息を吐きながら、背中を大きく丸めていきます
3)おへそを覗き込み、肩甲骨の間をぐっと広げるイメージで
4)手で床を押し、背中全体を気持ちよく伸ばしましょう
5)呼吸を深く続けながら、15〜20秒キープします。
腰ではなく、背中全体を押し上げる意識で行ないましょう。胸を引き上げようとせず、力を抜いて背中を広げる感覚を味わうのがポイント。スマホ姿勢や猫背改善にも効果的です。
胸を大きく開いて、背中とデコルテを同時にリフトアップ。しぼみ胸を解放する、若返りストレッチです。
<やり方>
1)片ひざを床につき、もう一方のひざを横に曲げて持ち上げます
2)下の手を肩の真下に置き、安定した状態をつくります
3)上の手で、曲げた足の甲をつかみます
4)息を吸いながら胸を大きく開き、目線を天井へ
5)呼吸を深めながら、15〜20秒キープします
反らせるよりも胸をひらく意識で行ないましょう。肩をすくめず、首筋を長く保つとデコルテが美しく整います。背中・胸・太ももの前側が同時に伸びて、バストアップにも効果的。
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魚澄トモ
35歳のとき、年齢からくる体型の崩れと長時間のデスクワークによる下半身太りをきっかけに、数々のダイエット方法を試す中でヨガと出会う。40歳でアーユルヴェーダを深く学び、体質やライフスタイルに合わせた“美習慣で無理なく健康的に痩せる”一生使えるダイエットメソッドを体系化。その人に合った食事・運動・習慣のトータルバランスを提案し、理想の体と生き方をデザインする『ライフデザインダイエット™』を考案。オンライン指導で、3ヶ月で−10kg、リバウンドゼロなど、成果を出すメンバーを続出させ、多くの悩めるダイエッターの“最後のダイエット”をサポートしている。
2025-11-04T11:09:03Z