ジメジメとした湿気を含む環境は、身体の熱を放出しづらくなります。また、寝具もダニやカビが発生しやすくなり、不衛生にもなりがち。晴れた日には寝具を風に当てて湿気をとってみたり、除湿器で室内の湿気を出す意識を加えてみましょう。
寝る際にジメジメとした空気のまま寝ると、夜中に汗をかきベタつきが気になり起きてしまうことも。すると、日中活動している際に活躍する『交感神経』が優位になってしまいます。また、この季節のパジャマは、吸湿性と通気性に優れた綿や麻素材のパジャマがおすすめ。ゆったりめのシルエットで不快感を軽減させていきましょう。
湿度が高くなると、エアコンが使用されるようになります。身体の外側は快適でも、身体の芯が冷えてしまう為、靴下や腹巻き、薄手のレッグウォーマーで下半身を温めて、身体の深層の体温『深部体温』が下がり過ぎないように守りましょう。足先が温まっていることで、身体の熱を放出しやすくなる為、睡眠の波に乗りやすくなります。
寝つきが最近悪くなってきたな、と感じる方は足先が冷えている可能性も。寝る直前にお風呂に入る方は、40度程度のぬるめのお湯にゆったり浸かることで、身体をゆっくり温めながらもおやすみの神経『副交感神経』を優位にすることが出来ます。ただし身体が温まりすぎると交感神経が優位になるので気をつけましょう。
1、左膝を楽に曲げ、右脚も膝を緩めながら足裏をキャッチします。手の平を大きく使いながらつま先や足裏を揉みほぐします。
2、呼吸を整え、息を吸って吐きながらゆっくり膝を伸ばしましょう。呼吸とともに繰り返していきます。
無理に伸ばすことを優先すると、肩に力が入るため、肩が楽にいられるところで少しずつ伸ばす距離を広げていきましょう。
3、余裕があれば、息を吐きながら脇に近づけ、股関節もほぐしていきます。
4、右脚を丁寧に下ろします。息を吸って、吐きながら上半身の力を抜いて前に倒します。ゆったりと呼吸を続けながら、かかとからお尻、お尻から頭までの繋がりを感じましょう。
5、息を吸いながらゆっくりと身体を起こし、一息吐きましょう。反対側も続けていきます。
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
2025-06-06T11:54:36Z