朝は、体内の水分が不足しがちで、自律神経が切り替わるタイミングでもあります。この時に糖質が多い飲み物を頻繁にとる習慣があると、血糖値の急激な上昇が続き、糖化(たんぱく質と糖が結びつき、肌のハリに関わるコラーゲンやエラスチンに影響を与える現象)を促しやすくなると報告されています。
また、カフェインを多く含む飲み物を何杯も飲み続けると、利尿作用などを通じて水分バランスに影響する可能性があるため、コーヒーや紅茶を楽しむ場合でも、水分補給とのバランスを意識することが大切です。朝の飲み物は、体の調子を大きく左右する重要な要素でもあります。
抗酸化作用を持つビタミンEは、酸化ストレスから身体を守る働きがあり、肌の健康維持に関わる栄養素とされています。
無糖タイプのアーモンドミルクは砂糖入り飲料と比べると血糖値が急上昇しにくい点がメリットです。血糖値の乱高下を抑えることは、長期的な健康維持や糖化対策の一助になると考えられています。
アーモンドミルクは乳成分を含まないため、乳製品でお腹が重く感じる人でも飲みやすく、朝の一杯として取り入れやすい点が魅力です。
レモン果汁にはビタミンCが含まれており、ビタミンCはコラーゲン合成に関わる酵素の補因子として、肌や血管などの結合組織の維持に役立つことが報告されています。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、糖化反応の過程で生じる酸化ストレスを抑えることで、肌の弾力低下に関わる変化を和らげる可能性が示されています。甘い飲み物を控え、こうした飲み物を選ぶことは、糖化を意識した生活習慣づくりに役立つでしょう。
アーモンドミルクのまろやかさに、レモンの酸味が加わることで、後味がさっぱりして飲みやすく感じる方も多いでしょう。
アーモンドミルクを温め、レモン果汁を小さじ一杯ほど加えるだけで完成します。温める際は、熱すぎると分離しやすいため、40度から50度程度の「少し温かい」ぐらいを目安にするとよいでしょう。砂糖を加えず、無糖タイプのアーモンドミルクを使うことで、余分な糖質を避けながら、ビタミンEやビタミンCを含むシンプルな一杯になります。
レモンの量が多いと、人によっては胃が刺激される場合があります。慣れないうちは少量から始めて体調に合わせて調整してください。柑橘アレルギーがある人や、特定の持病で食事制限を受けている人は、事前に医師や専門家に相談することが望ましいです。
また、血糖値を管理している人は、砂糖やシロップが加えられたアーモンドミルクではなく、「無糖」「砂糖不使用」と表示された製品を選ぶようにしましょう。
朝の一杯を、砂糖の多い飲み物から無糖のアーモンドミルクとレモンを使った一杯に変えることで、糖質のとり過ぎを抑えつつ、ビタミンEやビタミンCなどの栄養素を取り入れることができて、老化対策や肌の乾燥やくすみ対策の一つとして役立てることが期待できます。
岡山県健康づくり財団「アンチエイジングと食事」
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「ビタミンE - 『健康食品』の安全性・有効性情報」
厚生労働省 eJIM「ビタミンC[サプリメント・ビタミン・ミネラル - 医療者]」
記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
2025-12-01T22:24:08Z