更年期世代が見直したい。避けたい食べ方3選|管理栄養士が解説

更年期の体は「食べ方の影響」を受けやすい

更年期に入ると、女性ホルモンの変化によって代謝や血糖値のコントロールが不安定になりやすくなります。これまでと同じ食事でも、体がうまくエネルギーを使えなかったり、血糖値が急に上下したりと、食べ方の影響を受けやすい状態になります。そのため、ちょっとした食習慣の偏りが、疲れやすさやだるさ、夕方の落ち込みといった不調につながることも少なくありません。

特に、ヘルシーだと思って続けている食べ方の中には、更年期の体にとっては負担になってしまうものも。いつもの習慣が、じつは調子を崩す原因になっていることもあるのです。

更年期世代が避けたい食べ方とは

 ここからは、気づかないうちにやってしまいがちな更年期世代が避けたい食べ方を取り上げ、その理由と見直しポイントについて見ていきます。

糖質を極端に減らす

「太りたくない」「健康のため」と糖質を控えすぎると、更年期世代の体には逆効果になることがあります。糖質は脳や体の大切なエネルギー源。不足すると、更年期特有の疲れやすさや気持ちの揺らぎが強まり、場合によってはホットフラッシュが悪化することもあります。

更年期は代謝が落ちやすい時期だからこそ、糖質ゼロではなく「適量をバランスよく」摂ることが大切です。

サラダ中心の食事

サラダ中心の食事は一見ヘルシーですが、更年期の体には筋肉量を維持するためのタンパク質が欠かせません。

タンパク質が不足すると代謝が落ち、冷えや疲労感が増え、夕方のだるさにつながることもあります。野菜だけで済ませず、卵や豆腐、魚や肉などをのタンパク質を加えるだけでも、体の調子が整いやすくなります。

朝食を抜く

忙しさや食欲のなさから朝食を抜いたり、コーヒーだけで済ませたりすると、体温が上がりにくく、代謝が低いまま1日がスタートしてしまいます。

この習慣は日中の疲れやすさや気分の落ち込み、ホットフラッシュの悪化などの原因にもつながります。無理にしっかり食べる必要はありませんが、バナナやヨーグルト、ゆで卵などの「エネルギー源+タンパク質」を少し入れるだけでも、体のリズムは整いやすくなりますよ。

更年期世代の体がよろこぶ、やさしい食べ方にシフトしよう

ヘルシーを意識して選んでいる食べ方でも、更年期世代の体には思わぬ負担になることがあります。糖質を極端に減らしたり、サラダ中心にしたり、朝食を抜いたり…。どれもヘルシーだと思って続けている習慣だからこそ、その影響には気づきにくいものです。

大切なのは、何かを減らすことよりも必要な栄養をバランスよく摂ること。できることから無理のない範囲で少しずつ整えていけば、体はゆっくりと応えてくれますよ。

haya

管理栄養士・米粉おやつマイスターなどの食に関する資格を持ち、これまで主に保育園で調理や献立作成業務に従事してきました。その後はフリーランスとなり、現在は栄養に関するWebライティングやレシピ作成、栄養指導などのお仕事を中心に活動中です。最近では、子どもから大人まで役立つ食の情報発信にも取り組んでいます。

2026-06-02T21:38:54Z