更年期の下半身のだるさ・重さ・むくみに、巡りを整えてスッキリ軽くなる「花輪のポーズ」

更年期の足のむくみや重だるさの原因

更年期を迎えると、足のむくみやだるさを感じやすくなります。その大きな原因の一つが、ホルモンバランスの変化です。特にエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少すると、血流やリンパの流れが滞りやすくなり、余分な水分が体内にたまりがちになります。

たまった水分は重力の影響で足に集中しやすく、むくみとなって現れます。さらに、冷えや運動不足、長時間同じ姿勢でいるなど、日常のちょっとした習慣もむくみを悪化させる原因になります。こうした要素が重なると、むくみが慢性化し、足の重だるさや寝つきの悪さ、体調不良につながることもあります。

あなたも当てはまる?むくみのセルフチェック

自分の体がむくんでいるかどうか、簡単にチェックしてみましょう。以下の項目にいくつ当てはまりますか?

・朝起きたときはスッキリしていても、夕方になると足が重だるく感じる

・靴下やタイツの跡が消えず、しばらく足がむくんだまま

・ふくらはぎや足首が冷えやすい

・足が疲れて重く感じ、立ちっぱなしや座りっぱなしでつらくなる

・夜、寝ているときに足がつることがある

こうした症状があれば、足のむくみが進行しているサインかもしれません。むくみは、見た目や感覚だけでなく、体の中で血液やリンパの流れが滞っている証拠です。放置すると血行不良や冷えが悪化し、むくみがどんどんひどくなるので、日頃からケアをすることが大切です。

そこで今回は「花輪のポーズ」をご紹介します。骨盤まわりを開き、股関節や足首をしっかり使うことで、下半身の血流とリンパの流れを促します。内ももやふくらはぎの筋肉にも自然と刺激が入り、むくみや冷えの改善も期待できるポーズです。

巡りを良くして足のむくみを解消、花輪のポーズ

<やり方> 

1)足を肩幅より少し広めに開き、つま先を外側に向けて立つ。

2)息を吐きながら、ゆっくりとしゃがむ。かかとが浮く場合は、丸めたタオルなどを当てる。

3)両手を胸の前で合掌してひじで膝を軽く押す。背筋をできるだけまっすぐ伸ばし、顔は正面を向く。

4)そのまま自然な呼吸を続けながら、30秒〜1分ほどキープする。

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。

2025-05-07T11:16:53Z