前屈は、股関節を屈曲させながら、同時に足裏→ふくらはぎ→もも裏→お尻→背中→首の後ろ、と背面すべてをストレッチポジションに入れる動きです。そのため、この背面のどこかがガチガチに固まっていると、そこがブレーキとなり前屈に制限をかけてしまいます。つまり、股関節のストレッチだけをいくら頑張っても、背面のどこかに強い張りがあると前屈が深まらないのです。
「股関節の問題」だと思っていた前屈の硬さが、実は体の別の場所に原因がある・・・そんなことがよく起こります。
背面の硬さに大きく関係しているのが、スーパーフィシャル・バックライン(SBL)と呼ばれる筋膜のつながりです。SBLは「足裏→ふくらはぎ→もも裏→お尻→背骨→後頭部→帽状腱膜→眉の上」までをつなぐ、長いひとつのライン。このライン上のどこかが硬くなると、全体に影響が出るのが筋膜の特徴です。
そして意外な盲点が、頭皮。頭頂部やおでこがこわばると、筋膜が上から“引っ張られたような状態”になり、背面全体が張りやすくなってしまいます。「股関節が硬いと思っていたら、実は頭皮の硬さだった!」というのは、前屈が深まらない原因として実はとても多いケースなのです。
背面ラインの起点となる「頭皮」にアプローチすると、ストレッチをしなくても前屈が自然と深まりやすくなります。
まずはBeforeをチェックしてから、変化を感じてみましょう。
<やり方>
① おでこ+頭頂ほぐし
1)仰向けで膝を立てて右手をおでこ、左手を頭頂に当てて軽く圧をかける(手は逆でもOK)。
2)両膝を揃えたまま、左右にパタパタ20回倒す。
② 後頭部ほぐし
1)仰向けで膝を立てて、両手を後頭部(目の真後ろ当たり)に当てる。
2)同じく膝を左右にパタパタ20回。
終わったら、再び前屈をしてAfterをチェックしてみてください。背面の伸びやすさが変わり、自然と倒れやすく前屈が心地良くなっているはずです。
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高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
2025-11-27T11:09:04Z