【強そうに見える】のは「肩の盛り上がり」のせい。視線が集中しやすい首肩をスッキリさせるストレッチ

首まわりがたくましく見える…「肩の盛り上がり」原因とは

VネックやUネック、クルーネックなど、首まわりを露出するトップスを着た時に「何だかスッキリ見えない」「いかつく見える」と思ったことはありませんか? もしかしたらそれ、肩が盛り上がっているからかもしれません。

肩の盛り上がりの正体は、僧帽筋(そうぼうきん)の凝り。僧帽筋は頭のうしろと背骨から、鎖骨と肩甲骨までついている首から背中を広く覆う筋肉です。この筋肉は上部と中部、下部の3つに分けられるのですが、首から肩にかけてカーブしたあたりがモコッと盛り上がっている場合は、僧帽筋上部の凝りが考えられます。

僧帽筋上部は、肩をすくめたり(肩甲骨を上げる)、首を動かしたりする時に使われるのですが、薄くて比較的力が弱い筋肉なので日常的に負担がかかりやすいのが特徴です。

僧帽筋の凝り:セルフチェック

次に、僧帽筋の凝りをセルフチェックしてみましょう。

●肩や背中に痛み・凝りを感じる

●首が硬くて倒しにくい・回しにくい

●猫背になりがち

●肩をもんでもらう時、「凝っている」とよく言われる

●首が短く・たくましく見える

僧帽筋の別名は「肩凝り筋」ですが、肩凝りのツラさだけでなく、「首まわりのラインがキレイに見えない」「首が詰まって、顔まわりがスッキリ見えない」時もまたマッサージやストレッチでほぐしてあげるのが効果的です。

首から肩にかけてなだらかなカーブを取り戻す「ひじ回し」ストレッチ

<やり方>

1)右手を左肩に添える。右手の位置は、首~肩にかけての筋肉が盛り上がっているところ

2)右手の指先で、肩の盛り上がりをつまむ。強い力は不要

3)右手で左肩をつまんだまま、左腕を前・うしろに回す。左ひじで円を描くイメージ<回数:前・うしろ回しを10~20回>

反対側もおこなう

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。

2025-06-09T10:05:46Z