味噌は原料や味によって幾つかに分類されます。大豆に米麹を加えて発酵させたものは「米味噌」、麦麹でできたものは「麦味噌」と呼ばれます。さらに大豆のみを主原料としたものは「豆味噌」となり、これら3種類をブレンドして味をととのえたものが「調合味噌」です。さらに、塩の塩梅で甘味噌」「甘口味噌」「辛口味噌」の3種類に分類されます。「甘味噌」は塩分が少なく、甘味を強く感じる「麹」を多く使用しているのが特徴。京都の西京味噌や香川の讃岐味噌、広島の府中味噌などがよく知られています。
京都の甘味噌は一般的に「白味噌」と呼ばれ、親しまれています。京都では正月のお雑煮に白味噌が使われることが多いもの。今回は、その白味噌が余っていたりしても、普段のお味噌汁に気軽に使えるように簡単レシピをご紹介いたします!
具材も乾物だけで、保存食として思い立ったらできますので、是非作ってみてください。
味噌の原料は大豆。大豆は、野菜の中でもタンパク質はトップクラス。タンパク質が体内で効率よく使われるかどうかのバランスも、優れた野菜(豆)です。肌や髪を美しく保つだけでなく、免疫細胞を元気にしたり、筋肉ももちろん体を元気に若々しくしてくれるのがタンパク質です。また、大豆イソフラボンにもさまざまな期待ができます。特に女性は女性ホルモンと似た動きをしてくれるので、閉経後に特に心配な、骨からのカルシウム流出を抑えて骨粗鬆症を予防します。更年期障害も緩和してくれるので、毎日の食事からすっきりした気持ちにつながると思うと、是非味噌汁を取り入れたいものですね。大豆イソフラボンの一日摂取上限75mgですが、お味噌汁一杯には7.5mg程度なので、他のお豆腐や豆乳などと組み合わせても摂りすぎるリスクはあまり気になりません。
◉材料(4人分)
・高野豆腐(サイコロ状)・・・20個
・切り干し大根・・・20~30g
・水・・・800ml
・白味噌・・・140g
・ネギ・・・適量
◉作り方
1. 水に高野豆腐や切り干し大根を入れ、柔らかくなるまで10分ほど煮込む
2. 火を止めて、白味噌をお玉にとって、1の汁に漬けながら菜箸などで味噌を溶き入れる
3. 最後一煮立ちさせて、ネギを散らして完成!
白味噌は、塩分が少ないためいつもの量で作ると味が薄く感じてしまいます。いつもの2倍の量で作ることがポイントです!
YOKO
獣医師であり栄養学講師。京都市在住。【Vegan&Glutenfree料理オンライン専門学校】を開設。マンツーマンで「からだと地球に優しいパン・お菓子」を教えている。おうちにいながらプロの栄養学が学べ、資格も取れるところが人気のヒミツ。3人子育てママでもあり、開発するお手軽レシピは【食べてきれい、健康になれる幸せスイーツ】。特定原材料28品目不使用の完全アレルゲンフリーのケーキもワンボウルで作れるのはここだけ。京都ならではのお豆腐やおから、抹茶スイーツなどで糖質オフ、コレステロールゼロ、良質なタンパク質などを叶えている。オートミールレシピやロースイーツも多数。衣食住にこだわりフェア、オーガニックでナチュラルな生活を実践している。男性やお子様も気兼ねなくどうぞ。※サスティナブルな教室として国連の掲げるSDGsに取り組んでいます※ピアノ指導併設~簡単でおいしいレシピが知りたいと思ったら~お問い合わせ、ご予約・公式LINE→https://lin.ee/wIP5cbTまたは@052buxlrで検索・mail:[email protected]
2025-04-12T03:21:09Z