脚の付け根にあるそけい部には、下半身の太い血管やリンパ節が集中しています。ここは、下半身の老廃物を回収して流すための大切な出口です。しかし、長時間のデスクワークや立ち仕事で股関節まわりが固まると、この出口が常に圧迫されて老廃物の流れが滞ってしまいます。出口がふさがった状態で足先だけをマッサージしても、流れる場所がない老廃物は結局また足元に溜まってしまいます。
脚をマッサージする前に、まず出口を解放することが、効率的な巡りを取り戻すためのポイントです。
さらに、重力に逆らって水分を上へと押し戻す、ふくらはぎのポンプ機能の低下もむくみの大きな原因です。運動不足や、年齢とともにふくらはぎの筋肉が硬くなると、このポンプがうまく作動しなくなり、下半身に水分が渋滞してしまいます。
今回は、出口のつまりを解消し、同時に低下したポンプ機能を活性化するためのストレッチをご紹介します。
<やり方>
1)四つ這いから右足を両手の間に踏み出し、左膝を後ろへ引き、上体を起こす。両手は右の太ももの上に。
2)骨盤がその重さで真下に沈むようなイメージで、左のそけい部の伸びを感じながら3〜5呼吸キープ。こうすることで、老廃物の出口の開放します。
3)三日月のポーズから、お尻をゆっくり後ろへ引き、右脚を伸ばしていく。右足のつま先を天井に向け、かかとを突き出す。ふくらはぎが心地よく伸びるのを感じながら、3〜5呼吸キープ。こうすることで、ポンプ機能の活性化を促します。
4)この流れで、反対の脚でも同じように行う。
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
2026-01-08T08:23:59Z