【夏の腰痛予防】全身を動かして「クーラー冷え」「水分不足」した体の巡りを促すヨガポーズ

夏に起こる腰痛の原因は「冷え」と「水分不足」

腰痛は寒い冬に起こりやすいイメージがありますが、実は、夏も腰痛になりやすい季節です。夏に起こりやすい腰痛の主な原因は、以下のとおりです。

・ 冷房よる体の冷え…冷房の効いた部屋で長時間過ごすことで、腰まわりの筋肉や血流が悪くなり、痛みやだるさにつながります。

・ 水分不足…汗をかく夏は、知らず知らずのうちに体が水分不足に陥ってしまいがち。水分不足になると血液がドロドロになり、筋肉に必要な酸素や栄養素などをスムーズに運べなくなります。その結果、筋肉が酸欠状態・栄養不足状態になり痛みを感じやすくなります。

・運動不足による筋力低下…暑さが増すと体を動かすことが億劫になったり、外出をしたくないと思う人が増えます。体を動かさないと、筋力低下をし姿勢が悪くなってしまい、腰への負担が増えます。

夏の腰痛を防ぐ!今日から簡単にできる予防策

夏に起こりやすい腰痛の予防策をいくつかご紹介します。

・体を冷やさない工夫をする…ひざ掛けや腹巻きで腰まわりを冷やさないようにします。他にも、湯船に浸かり全身の血行促進をしていくなど工夫をしましょう。

・水分補給とミネラル補給を意識して行う…汗をかくことにより、体からミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄等)が失われやすくなります。ジュースやアルコールなどではなく、ミネラルを含んだ水を常温で摂取するようにしましょう。

・ストレッチなどで体を動かすことを習慣に取り入れる…部屋の中でできるストレッチやヨガで、体を動かしていきましょう。

腰痛予防におすすめヨガポーズ2選

部屋の中で行いやすいヨガ。腰痛予防におすすめのヨガポーズを2つご紹介します。

キャットアンドカウ

①四つ這いのポーズになります。肩の下に手首、股関節の下にひざがくるようにしてください。

②息を吸って吐きながら背中を丸めます。両手で床を押し、骨盤を後ろに傾け、おへそを覗き込むことで、背中が丸くなります。

③息を吸いながら、四つ這いのポーズに戻ります。吐きながら目線を真正面から斜め上方向に向けます。腰ではなく、背中の上部を反らすイメージで行ってください。

④呼吸に合わせながら、5回ほど繰り返します。

ダウンドッグのポーズ

①四つ這いのポーズから、両手で床を押しながら、お尻を天井方向に突き上げます。ひざを軽く曲げたまま行っても大丈夫です。両腕の間に頭を位置し、背中をまっすぐ伸ばします。

手首からお尻が、一直線になるイメージです。可能であればひざを伸ばしましょう。

②腰まわりの筋肉や、お尻から太ももの裏の筋肉を伸ばしましょう。呼吸をしながら30秒ほどキープをします。

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上村ゆい

精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科ソーシャルワーカー・飲食店ホールスタッフ・美容部員・農業のお手伝いなど幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをしている。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。自身の身体の硬さを活かしたヨガレッスンは、50代以降の方に人気。

2025-07-05T12:24:13Z