圧巻の腹筋を披露したジェニファー・アニストン(56歳)|変わらぬボディラインを維持する秘訣とは?

若々しさの秘訣は頑張りすぎず、自分の体を大切にすること

黒のスポーツブラとレギンスを身にまとい、均整の取れた腹筋と健康的な輝きを放つジェニファー・アニストン。56歳の今も20代さながらのボディラインをキープし、服のサイズも同じままの様子。そんな彼女が語る“若々しさの秘訣”は、意外にも「頑張りすぎないこと」だという。「年齢を重ねるほど、自分の体を“尊重する”ことが大切だと感じている。無理に動かすのではなく、体が求めることを聞くようにしているの」と語る彼女。かつては「運動=汗をかくまで走り続けること」だと信じていたが、今では考え方がすっかり変わったという。「以前は45分の有酸素運動をしないと意味がないと思っていたけれど、今は30分でも集中すれば十分。大事なのは体を壊さないこと」。

ジェニファーが現在取り入れているのは、筋肉を安全に鍛える“スマートトレーニング”だ。彼女が信頼を寄せるトレーナー、ダニ・コールマンが指導するメソッドでは、重いダンベルを使わず、ゴム製のボディバンドなどで全身の筋肉をまんべんなく刺激する。これにより、関節への負担を抑えつつ、姿勢を整え、代謝を高める効果があるという。「強さって筋肉だけじゃないわ。自分を大切にすることこそが本当のアンチエイジングよ」と、彼女は自信をのぞかせる。

運動は短時間でもいいから継続する

日々のトレーニングは自宅のジムで行うことが多いが、彼女が重視しているのは“完璧を目指さない”柔軟さだ。「やる気が出ない日もあるわ。そんな時はとりあえずウェアを着るの。たとえジムに行かなくても、“一歩前進”と思えば気持ちが軽くなるのよ」。モチベーションが上がらない時は「20分だけやってみよう」と自分に言い聞かせるのがコツだという。「20分だけでも動けば、気分が必ず変わる。やらないよりずっといいの。」また、運動は一人で頑張らないのが彼女の流儀だ。「グループワークアウトの方がずっと楽しいの。仲間がいると自然に笑顔になれるし、お互いを励まし合えるから」。この「楽しむ」姿勢こそ、長く続ける秘訣なのだろう。

自分の体を大切にし、ストイックになりすぎない

食生活にもストレスを溜めない工夫がある。基本は高たんぱく・低糖質の食事を心がけ、野菜、スープ、サラダを中心に、休日には“チートデー”を設けてピザやメキシカン料理を楽しむ「食べたいものを我慢しすぎないことが大切。好きなものを食べると、心まで満たされるの」。そう語るジェニファー・アニストンの最新レシピ本『Cooking With Clydeo』には、そんな“罪悪感のないご褒美メニュー”が詰まっている。

さらに、心のメンテナンスも欠かさない。朝はレモン入りの温かい水で一日を始め、愛犬との散歩や瞑想でリラックスするのが日課だという。「年齢を重ねることを恐れてはいない。私にとって大切なのは、健康で幸せであること」。過度な美容施術に頼らず、あくまで自然体を選ぶ彼女の姿勢には、多くの女性が勇気づけられる。ハリウッドの第一線で活躍し続けながら、飾らない笑顔とリアルな言葉で年齢と向き合うジェニファー・アニストン。「自分の体を愛すること」が、彼女の変わらぬボディラインと美しさを支えているようだ。

出典:

Jennifer Aniston, 56, Says She and Her Body Finally “Love Each Other Now”

Jennifer Aniston, 56, flashes crazy abs as she reveals ‘smart’ way she builds muscle while staying a size 2

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山口華恵

翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。

2025-10-30T11:54:06Z