「食事も運動も頑張っているのに、なかなか体重が落ちない…」そんな人は、股関節の硬さに注目してみましょう。
股関節は体の中心にある大きな関節。ここがガチガチに固まると、血流やリンパの流れが滞り、代謝が低下しやすくなります。さらに、股関節周りの筋肉が硬くなることで、日常のちょっとした動きでもカロリーが消費されにくくなってしまうのです。
つまり、股関節を柔らかくすることは、代謝を上げて痩せやすい体を作るための近道。これから紹介するストレッチで、股関節をゆるめ、体の巡りを取り戻しましょう。
股関節を柔らかくするには、ただ伸ばすだけでは不十分。大切なのは、「伸ばしながら使う」こと。股関節の筋肉は拮抗する力でバランスを取っています。一方の筋肉を伸ばしながら、反対側の筋肉を軽く使うことで、自然に柔軟性が高まり、関節の可動域も広がります。
この方法なら、股関節のガチガチを効率よくほぐすことができ、血流やリンパの流れもスムーズに。痩せやすい体づくりや動きやすさにもつながります。日常に取り入れやすい簡単な動きから、ぜひ始めてみましょう。
ポイントは、「ただ開くだけ」ではなく 拮抗させながら開く こと。簡単に仕組みを説明します。
ヨガの花輪のポーズで使う股関節周りの筋肉にはこういう働きがあります
外側:中臀筋・小臀筋・深層外旋六筋 → 股関節を開く筋肉(外旋群) 内側:内転筋群 → 股関節を閉じようとする筋肉
この二つを同時に「引っ張り合う(拮抗)」状態にすることで、関節が安定し、安全に深部の筋肉までゆるみやすくなります。
筋の共収縮効果
外側と内側の筋肉に軽く力を入れると適度な緊張が生まれます。そのあと力を抜くと、深いリリースが起こり、股関節が自然に開きやすくなります。
関節の安定性向上
安定させながら伸ばすことで可動域が広がります。力を入れてから緩めると、脳が「もう少し伸ばしても大丈夫」と判断し、柔軟性がアップしやすくなります。
実践のポイント
両膝で肘を軽く押し返す(内転筋に軽く力を入れる)。同時に肘で膝を外に押す(外旋筋も使う)
→この押し合いで拮抗状態を作ります
3~5呼吸キープしたあと、力を抜くとじんわり股関節が開く感覚を感じられます
注意点
柔軟性が低い方は最初から力を入れすぎない
軽く押し合う程度でOK
骨盤を立て、背筋を伸ばす意識を忘れない
こうして「伸ばしながら使う」動きは、安全に股関節の柔軟性を高める 動的ストレッチ としてとてもおすすめです。
伸ばすだけじゃない、使いながら柔らかくする股関節ストレッチ
<やり方>
1)床にお尻をつけて座り、膝を曲げて両足の裏を合わせます(塙のポーズベース)。
2)両肘で膝の外側を軽く押し出し、同時に両膝は内側に力を入れて拮抗させます。
3)この状態で背筋を伸ばし、呼吸とともに30秒〜1分キープ。
2)両肘で膝の外側を軽く押し出し、同時に両膝は内側に力を入れて拮抗させます
3)この状態で背筋を伸ばし、呼吸とともに30秒〜1分キープ
4)肩や腰に力が入らないよう意識し、股関節周りの伸びを感じましょう
数回繰り返すと、柔軟性と安定感が同時にアップします。
股関節の柔軟性向上
内もも・お尻周りの筋肉バランスを整える
血流・リンパの巡りを改善し代謝アップ
座った姿勢や歩行の安定性向上
伸ばすだけでなく、筋肉を使うことで動きやすい体に
力を拮抗させることで、ただ伸ばすよりも股関節が自然にほぐれます。呼吸とともにリズムよく力を入れたり抜いたりすると効果的。
無理に膝や股関節を広げすぎないよう注意
魚澄トモ
35歳のとき、年齢からくる体型の崩れと長時間のデスクワークによる下半身太りをきっかけに、数々のダイエット方法を試す中でヨガと出会う。40歳でアーユルヴェーダを深く学び、体質やライフスタイルに合わせた“美習慣で無理なく健康的に痩せる”一生使えるダイエットメソッドを体系化。その人に合った食事・運動・習慣のトータルバランスを提案し、理想の体と生き方をデザインする『ライフデザインダイエット™』を考案。オンライン指導で、3ヶ月で−10kg、リバウンドゼロなど、成果を出すメンバーを続出させ、多くの悩めるダイエッターの“最後のダイエット”をサポートしている。
2025-12-01T11:09:21Z