朝のキッチンで、お弁当カップを手に取る。夫や母のために、できるだけ手早く、見た目のバランスがそこそこ整ったお弁当を作りたい。私は、アルミのカップを1種類だけ使っています。選ぶ時間はゼロ。すっと取り出せる場所に置いてある。ただそれだけで、朝の支度がほんの少しスムーズになりました。
でも、もしこれが子ども用だったら?あるいは、お料理が好きで「彩りも愛情」と思う人だったら?きっと、サイズや色をいくつか揃えて、楽しんでいるのかもしれません。どちらが正しい、ではなくて。その人に合った、ちょうどいいモノの持ち方がある、というだけのこと。
お弁当カップの話に限らず、ふだん当たり前に使っているモノも、一度立ち止まって見直してみると、意外な気づきがあります。今回はそんな“選ばない片付け術”の話をお届けしますね。
気づけば毎日使っているのは、決まったお気に入りばかり。なのに、引き出しの中には「選択肢」がたくさんある。知らず知らずのうちに、脳が迷って、消耗しているのかもしれません。選ぶこと自体は楽しい。でも、選ぶ回数が多すぎると、私たちはちょっと疲れてしまうのかもしれません。
試しに、お弁当カップを1種類だけにしてみました。選ぶ・迷う・探す、という小さな手間がなくなると、朝の支度が少しだけ穏やかになりました!
ちなみに、うちはラップも1サイズだけ。幅30cmの大きめタイプを使っています。食材の保存以外に、ヘナ染めの際に必要でしたが、最近は、染めるのもお店任せになって、家ではしない。あれれ、22cm幅の小さいサイズでも足りるのかもしれません。書いていて気づきました(汗)
そんなラップや弁当カップの収納は、キッチンの一等地です。数を絞ったおかげもあって、選ぶ時間も、取り出す時間も、最短。もちろんこれは、あくまでうちの場合です。サイズ違いがあった方がいいという方は、使いやすいように、どこにどんな風にしまうか、考えてみてくださいね。
片付けというと、「捨てる」「減らす」が目的のように思われがちですが、「迷わない暮らし」をつくる、という視点も大切だと感じています。
数を絞ることは、がまんではなく、自分にとっての「ちょうどいい」を見つける作業です。忙しい毎日の中で、たくさんあるのに「結局いつもこれ」になっているモノは、ありませんか?洋服、靴下、バッグ、マグカップ… お気に入りが決まっているのに、選ぶためのノイズが多くなっていませんか?
選ばないことは、がんばらないこと。
「選ばない = 自分をラクにする工夫」と考えてみる。
選ぶ時間、探す手間、しまうストレス。そのひとつひとつが減るだけで、暮らしにも、気持ちにも、ゆとりが生まれます。たくさん持つこともいい。選べることも、豊かな暮らし方。一方で、「なくてもよかった」と気づける瞬間もまた、心を軽くしてくれます。自分にとって必要なモノは、自分で決めていいのです。
「迷わない暮らし」、ちょっと想像してみませんか?
黒山みちよ
片づけたい!変わりたい!を応援する整理収納アドバイザー。整理収納アドバイザー2級講座は毎月開催(オンライン、大阪)。心理学を活かした手放し方や、自分と向き合うワークショップ・個人セッションも人気。収納スペースも、心も、余白があるとラクになる!余白づくりの大切さを、stand.fmでほぼ毎日配信中。◆心理カウンセラー/米国NLP協会:トレードマーク:認定NLPマスタープラクティショナー
2025-07-28T09:09:00Z