この動きでアプローチできるのは、首の側面から肩にかけての筋肉群です。日常で頭を支えたり、肩をすくめたりするときに働いている筋肉で、無意識のうちに負担がかかりやすい部分でもあります。
特にデスクワークやスマホを見る姿勢では、首が前に出やすくなることで、このエリアの筋肉が緊張し続けてしまいます。ストレッチでここをじっくりゆるめることで、首から肩にかけての動きがスムーズになり、軽さを感じやすくなります。
このストレッチを行うと、首と肩の血流が促進され、こりがほぐれるだけでなく、ストレートネックの予防にもつながります。首周りの筋肉を柔軟にしておくことで、頭の重さを分散して支えられるようになり、姿勢改善にも一役買ってくれるのです。
また、肩の力みが取れることで呼吸も深まり、全身のリラックス感も得られます。デスクワーク中のリフレッシュや、寝る前のリセットにもぴったりです。
一度でもスッキリ感を感じられるストレッチですが、続けることで「首こりをためにくい体」へと変わっていきます。
普段から首筋や肩の筋肉が柔軟であれば、長時間の作業でもこりが深刻化しにくくなり、慢性的な肩こりや頭痛の予防にもつながります。また、姿勢の乱れが少なくなることで、見た目もスッとした印象に。日々の小さな習慣が、軽やかで快適な身体づくりにつながっていきます。
1) 右手の甲を肩甲骨の間に当て、左手で右肘を内側へ引き寄せます。
2) 頭を左側へ倒し、右の首筋から肩先にかけての伸びを感じながら数秒キープします。反対側も同様に行います。
HINACO
東京都出身。20代に入った頃、自身のことを気にかけていなかった生活から、ヨガを通して身体やマインドの変化を感じるようになり、オアフ島へ渡ってヨガの学びを深める。毎朝マインドフルネス瞑想やヨガを実践し、日々探究。“今“ある自分を最大限体験するようなヨガ、マインドフルネスを伝えている。(2021年ヨガフェスタ講師/マイプロテインヨガ講師/TODAYヨガスタジオにてレッスン開催中)
2025-11-01T11:53:53Z