もやしに足すだけ。疲労回復が変わる食材3選|管理栄養士が解説

もやしの健康効果

もやしは豆の発芽によって、豆本体にはほとんどなかったビタミンCが増える性質があります。加熱するとかさが減ってたくさん食べられるので、ビタミンCを補給したいときにおすすめの野菜です。

また、アミノ酸のひとつであるアスパラギン酸も含まれていて、疲労回復効果やスタミナ維持に効果的です。胃腸の機能を整える消化酵素ジアスターゼを含み、食物繊維も豊富で、排便をスムーズにしたり腸内環境を整える作用が期待できます。

疲れているときに摂りたい栄養素

疲れが溜まっていたり、疲労からくるだるさ、集中力低下といった不調が現れている時には、朝食をしっかりと摂ったり、主食・主菜・副菜がそろった食事をとることが大切です。主食であるご飯を抜いたり、主菜のたんぱく源がない食事や野菜不足が続くと、基礎代謝や身体活動に必要なエネルギーが不足してしまいます。

そこで意識して摂りたい栄養素は、糖質やたんぱく質、脂質を代謝してエネルギーに変換するビタミンB1やB2、B6などのビタミンB群です。ビタミンB群を積極的に摂取することで、栄養を全身の細胞に行き届けることができるので、疲労を回復したり、健康をサポートしてくれます。

ちょい足しで疲労回復効果アップの食材3選

 今回は手軽にできる、レンチンしたもやしに合わせやすい食材をご紹介します。

ツナ缶

ツナ缶は良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。1缶で約12g程度のたんぱく質を摂ることができるので、忙しいときや少食の人の栄養補給に便利です。ビタミンB6やナイアシン(ビタミンB3)だけでなく、鉄分やDHA、EPAといった良質な脂質も含まれているため、集中力向上やスタミナを維持したいときなどにも有効です。

かつお節

かつお節は特にビタミンB6が豊富に含まれているので、たんぱく質をエネルギーに変換する作用があるといわれています。筋肉疲労などにも効果的なので、運動や立ち仕事が多い仕事での肉体的な疲れにも効果的です。個包装なら保存性が高いのも嬉しいポイント。

海苔

ビタミンB群が豊富に含まれているだけでなく、腸内環境を整える食物繊維や、緑黄色野菜と同様の成分であるβ‐カロテン、体の調子を整えるミネラルも多く含有しています。ルテインなどの独特な色素成分には強い抗酸化作用もあるので、免疫力向上にも役立ちます。

まとめ

もやしの健康効果や、疲労回復効果がアップする食材をご紹介しました。 味が淡白なもやしは、色々な食材と合わせやすく、おかずのレパートリーも増やしやすい野菜です。今回紹介したちょい足し食材を活用して、慌ただしく疲れやすい春を乗り越えましょう。

《参考文献》

野菜の栄養素まるごと便利帳/監修・吉田企世子

あたらしい栄養学/高橋書店

《ライター》やなぎかおり

特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて、献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事業を行っている。また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢献活動を行っている。

2026-05-02T21:53:57Z