お好みの食感によって茹で加減を変えらえますが、共通して美味しく茹でるポイントは3つあります。
とうもろこしは収穫直後が一番甘く、時間が経つにつれて甘さが低下し、水分も減少しジューシーな食感が失われてしまいます。すぐに食べない場合でも、茹でてから保存するようにしましょう。
薄皮を付けて茹でることで、栄養分やうまみの流出を防ぐことができます。
加熱後にゆで汁に付けておくことで、とうもろこしの中に塩味がしっかりと浸透し、より旨味を感じられるようになります。
共通のポイントが分かったところで、次に、お好みの食感に合わせた茹で方をご紹介します!
とうもろこしの甘さを感じたい場合は、水からじっくりと茹でることがポイントです。
①内側の薄皮を数枚残して皮を剥く。
②とうもろこしが1本入る大きさの鍋に水と水の2%の塩を入れる。
(水1Lの場合塩大さじ1.5杯)
③水からとうもろこしを入れて沸騰する直前の状態をキープして15分ほど茹でる
④5分~10分ほど鍋に入れたまま放置する。
→じっくり茹でるため、ふっくらと柔らかい実と濃い甘みを感じられます。
みずみずしく、シャキッとしたとうもろこしを味わいたい時は沸騰したお湯で短時間茹でることがポイントです。
①内側の薄皮を数枚残して皮を剥く。
②とうもろこしが1本入る大きさの鍋に水と水の2%の塩を入れる。
(水1Lの場合塩大さじ1.5杯)
③鍋を火にかけ、沸騰したらとうもろこしを入れ、5分程茹でる。
④5〜10分ほど鍋に入れたまま放置する。
→1粒ごとのプチっとした食感を味わえます。
少しの水と塩でフライパンで蒸し茹ですると、ジューシーさは少なくなるものの、凝縮した甘みを感じられます。
①内側の薄皮を数枚残して皮を剥く。
②フライパンにとうもろこしが半分浸かるぐらいの水を入れ、2%の塩を入れる。
(水200mlの場合小さじ1杯)
③水が沸騰したらとうもろこしを入れ、弱火にして10分程加熱する。(その間数回とうもろこしを菜箸などで転がしましょう)
④5分~10分フライパンに入れたまま放置する。
今回はとうもろこしの美味しい茹で方を3つご紹介しました。栄養分や風味を逃さないために、茹でる時はとうもろこしが1本丸ごと入る鍋やフライパンを使うことをおすすめします。茹でとうもろこしはラップをして2,3日冷蔵保存ができますよ。
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事業を行っている。また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢献活動を行っている。
2025-06-10T03:22:54Z