腸腰筋とは大腰筋・腸骨筋・小腰筋という3つの筋肉をまとめた総称で、背骨の腰の辺りから骨盤を通り抜けて太ももの内側についているインナーマッスルです。主に背骨の本来の形であるS字カーブを維持したり、脚や膝を持ち上げる動作に使われます。
この腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉であり、下腹部痩せ&腰痛予防を叶える際には欠かせない存在です。
下腹部痩せ&腰痛予防を叶える際には欠かせない存在の腸腰筋ですが、衰えてしまうと下腹部のお肉がなかなか落ちない、繰り返し腰痛になりやすいなどの悩みを引き起こします。
日常生活において
● デスクワークや運転など、腸腰筋を縮めたまま使い続ける姿勢
● 脚を曲げながら横向きに寝ている姿勢
● 骨盤を前に押し出したり、腰を反ったりする姿勢
など、腸腰筋を縮めたままもしくは伸びて弱くなったまま同じ姿勢を長時間続けることで腸腰筋が硬く弱くなってしまいます。このような不良姿勢のまま過ごす時間が長い日本人の多くが腰痛に悩まされているのは納得です。
さらに、腸腰筋が衰えている状態を放置していると、腸腰筋がうまく機能しなくなり、背骨の本来の形であるS字カーブが崩れ、骨盤や背骨の安定性が低下することも考えられます。
今回は、日常生活でなかなか動かすことがない腸腰筋を強化し、下腹部ポッコリ&腰の不調を改善し腰痛予防に繋げるとっておきのエクササイズをご紹介します。
<やり方>
1)ヨガブロック2つ、もしくは分厚めで高さのある本などを準備する
2)両肩の下に前に用意したヨガブロック(厚めで高さのある本)を置き、その上に手を乗せ、右脚を前に出す
この時、胸が床の方に落ちないように、背骨と肩甲骨の間を広げるように意識しましょう
3)右足を床から持ち上げ、足の裏がなるべく床につかないように脚を後ろに引く。脚の付け根を引き込むように動くと腸腰筋にアプローチできるので意識してみましょう
4)後ろに引いた右足を再度床から浮かせ、足の裏がなるべく床につかないように脚を前に戻す。この往復の動きを10回行う
5)反対側も同様に行う
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
津村早紀
営業職としてストレス過多で違和感を抱えながら働く日々の中で、ヨガを通して心のゆとりを取り戻し、自分の心に素直に生きる心地よさを体感し、インストラクターの道へ進む。現在は働く女性の「カラダを変えたい」&「ストレスフル」を解決すべく骨格矯正の要素を取り入れたボディメイクヨガとマインドフルネス瞑想を掛け合わせた【ナチュラルボディメイクヨガ】を考案。心と身体を両方バランスよく整え、しなやかな「自分軸」を育み、自分らしく生きる方法を発信している。オンラインや都内スタジオを中心に活動中。
2025-01-29T11:05:34Z