【たった1分、寝ながら揺れるだけ】みるみる腰痛が軽くなる仙骨ほぐし

仙骨と腰痛の関係

骨盤は一つの骨ではなく、2つの寛骨・仙骨・尾骨から構成されていて、寛骨はさらに腸骨・恥骨・坐骨の3つの骨に分かれています。

どれも大切なパーツですが、中でも腰椎とつながる仙骨は背骨の土台であり骨盤の中心を支える非常に重要な骨です。仙骨周辺が硬くなってしまうと、骨盤がゆがんだり血流が悪くなったりしてしまい、腰への負担が増します。腰痛の原因の一つとして、仙骨まわりのこわばりが考えられるのです。

仙骨をほぐして柔軟性を高めることで、筋肉や神経の圧迫が軽減され、骨盤のゆがみも整い、腰痛の予防・改善につながっていきます。骨盤は上半身・下半身どちらにもつながるため、骨盤が整うことで体全体のバランスも良くなり、腰への負担が根本から軽減されるでしょう。

仙骨は血行にも関わる

さらに、仙骨の状態は血行にも関わります。というのも、仙骨は副交感神経の重要な出発点のひとつであるからです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、そのうち副交感神経はリラックス・休息を司る神経です。仙骨周りをほぐすことで副交感神経の働きが良くなり、副交感神経は血管を拡張する働きをするため血行も良くなります。血行が悪いと筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなるとともに、老廃物もたまりやすくなります。血行不良も腰痛の大きな原因であるため、その観点からも仙骨ほぐしで副交感神経の働きを活性化させて血行を促進させることは、腰痛の予防・改善に有効です。

ゆらゆら仙骨ほぐし

1)     仰向けになり、細長いタオルを足裏に引っかけて両端を両手で持ち、両足を天井に向けて上げる。

2)     両足を揃えたまま小刻みに縦に揺らす。

3)     小刻みに横に揺らす。

4)     くるくる回す。

5)     足裏を合わせて膝をパカッと開き、タオルは足の甲にかけてタオルの両端を両手で持ち、軽く手前に引いておく。

6)     膝を小さくパタパタと揺らす。

7)     お尻を左右に揺らす。

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高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。

2025-05-02T11:15:26Z