水洗いでも食中毒は防げる?管理栄養士が教える、手洗い方法の正解

食中毒予防には手洗いが大切

手洗いは食中毒や感染症予防に効果があるのは、みなさんご存じだと思いますが、その大切さについて詳しく知っていますか?

人の手は食品やドアノブ、ゴミ、ペットなどさまざまなものに触れることで、細菌やウイルスなどが手に付着します。手に付着しているそれらが食品を介して体内に入ることによって、腹痛や下痢、食中毒などを引き起こします。

食中毒の予防には「つけない・増やさない・やっつける」という食中毒予防の三原則があります。この中の「つけない」は食べものに細菌をつけないことが大切であり、そのためには手洗いが最も効果のある方法とされています。手洗いは食中毒予防の基本ともいえるでしょう。

水だけでの手洗いは効果がある?ない?

手洗いの大切さについて分かったと思いますが、石鹸をつけずに水だけで手洗いした場合、食中毒予防に効果があるのでしょうか?その答えはズバリ、水洗いだけでは菌が残ってしまいます!

水洗いでも細菌の数を減らすことはできますが、完全になくなるわけではありません。石鹸をつけてしっかりと手洗いをしてようやく予防できる数まで減るので、手を洗うときは水洗いではなく、石鹸をつけてしっかりと洗いましょう。

正しい手洗いをやろう

せっかく手洗いをしていても、やり方が違っていると洗い残しがあることも・・・。食中毒を防ぐためには、洗うタイミングや正しい手洗い方法を実践することが大切です!これから紹介する方法で、これからはぜひ手洗いをしてみてくださいね。

手を洗うタイミング

●外出から帰ってきたとき

●トイレのあと

●生肉や生魚に触れたあと

●調理を始める前

●サラダや果物など調理せずにそのまま食べるものを扱う前

●食事の前

正しい手洗い方法

➀流水で手を洗う

➁石鹸をつけて、よく泡立てる

➂手のひら、指の腹面を洗う

④手の甲、指の背を洗う

⑤手を組んで指の間を洗う

⑥親指をにぎって、ねじるようにして洗う

⑦手のひらをひっかくようにして、指先や爪の間を洗う

⑧手首をにぎって回しながら洗う

⑨流水で石鹸を流して、ペーパータオルで水気をしっかり拭く

指先や指の間、親指、手首は特に洗い残しが多い部分になります。意識してしっかり洗うようにしましょう。

手洗いのポイント

●腕時計や指輪、アクセサリーなどを外してから洗いましょう

●衣類の袖口はひじ上までまくり上げましょう

●手洗いは2度洗いすることで効果がより出るので、2度洗いを習慣化するようにしましょう!

いかがでしたか?手を洗ったつもりでも、実は洗い残しが多いことがあります。今回紹介した正しい手洗いを実践して、食中毒を防いでいきましょう!

 

【参考文献】

厚生労働省 「食中毒予防のための衛生的な手洗いについて」

世田谷区HP「食中毒予防」

広島市HP「手洗いで食中毒を防ぎましょう」

山口ミホ

管理栄養士、腸活アドバイザー。病院の栄養士を経験後、安心しながら美味しく食べられるものを作りたいという思いから、食材の味や旬、無添加を大切にするジャム専門店にて店長として従事。レシピ開発や製造・加工、店舗運営を経験。現在は腸活アドバイザーを取得し、食で体もココロも美しくをテーマに、フリーランス管理栄養士として活動。

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