意外と見られてる!【脇のハミ肉たるみ肉】夏までにサヨナラしたい!たるみの理由と簡単ほぐし術

脇のハミ肉の原因は前鋸筋にあり

前鋸筋ってどんな筋肉?

前鋸筋は脇を覆っている筋肉で、肩甲骨や腕の動きに関与しています。通称「ボクサー筋」とも言われていて、ボクシング選手の前鋸筋はとても発達していますが、肋骨と肩甲骨をつないぐインナーマッスルということで、筋肉そのものを意識することは少し難しいかもしれません。

普段から腕を肩より高い位置に上げたり、肘を伸ばして腕を動かすといった、肩甲骨の大きな動きが減ってくることで前鋸筋は衰えやすくなります。

前鋸筋が衰えると巻き肩の姿勢になりやすいのですが、このことがハミ肉の原因となります。それ以外にも肋骨が開く、二の腕がたるむ、背中の張りや肩こりがひどくなるといった症状にもつながります。

ちなみに、プランクエクササイズで肩に力が入り過ぎたり、お腹に力が入らず下がってしまうという方は前鋸筋の力が弱くなっていると考えられます。

前鋸筋を使うために日頃から意識すること

ハミ肉撃退のためにも前鋸筋を積極的に動かすことが望ましいのですが、日常でもちょっと意識するだけで夏には間に合いますので実践してみて下さい。

・良い姿勢を心がける…無意識のうちに猫背や肩が前に入る姿勢になっていないかを確認する癖をつけてください。普段からお腹に力を入れて背すじを伸ばし、自然に胸を開いた姿勢をキープしましょう。

・サイズに合う下着をつける…ブラジャーのサイズが合っていないと、バストが脇に流れた結果ハミ肉になることがあります。小さすぎる下着は脇下のリンパの流れもつまらせてしまい、前鋸筋のたるみになりやすいので気をつけましょう。

・積極的に肩や腕を動かす…日常の中で脇は締められていることが多い部位です。デスクワークの合間やテレビを観ながら脇下ストレッチを行ってみたり、布団の上げ下ろしといった家事の中でも動かすことが出来ます。その際には肩甲骨から腕や肩を動かす意識をしてみるとより効果的です。

以下はエクササイズ前のウォーミングアップとしてもいいですし、日常の中の隙間時間でも出来る前鋸筋ほぐしです。気持ち良い強さで行ってみて下さい。

(1) 右腕を上げて、左手で右脇下をつかみます。左手の位置はトップバストのすぐ横で、脇を真横から包むようにつかんでください。

(2) 左手で右脇下を揉みほぐします。前鋸筋が固いと痛く感じることがありますので、無理なく、気持ち良い強さでほぐしましょう。

(3) 揉みほぐした後はそのままの態勢で右肩を回します。左手で前鋸筋の位置を固定したまま動かします。無理がなければ右肩は大きく回し、痛みや違和感がある時は小さく回して下さい。

※上げている腕の肘が正面を向かないように注意しましょう。肘を真横、あるいは真上に向けて行って下さい。

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宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。インストラクター育成講師として活動しながら、ヨガインストラクターの駆け込み寺でもある Kalavinka YOGAを主宰。大学時代にヨガと出会い「体だけでなく心にも変化が起きている」と気づく。生来の生きづらさ(エンパス)と上手く付き合いたいと思うきっかけとなる。現在も学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫と娘と一緒に、時々ご飯が宙を舞う生活を楽しんでいる。

2023-03-17T11:35:59Z dg43tfdfdgfd