納豆といえば粒納豆が一般的ですが、ひきわり納豆にも独自の魅力があります。その大きな違いは粒の形状。粒納豆は、大豆をそのまま発酵させているため、粒が大きく、しっかりとした食感が特徴です。
一方で、ひきわり納豆は、大豆を砕いて皮を取り除いた状態で発酵させています。粒が小さく、柔らかい舌触りが特徴で、食べやすさとアレンジのしやすさが魅力です。ここから、ひきわり納豆の魅力を1つずつ紹介します。
粒が小さくなめらかな舌触りのひきわり納豆。風味のクセが少なく、納豆特有の匂いや粘りも和らぎます。
ひきわり納豆は、大豆の皮が取り除かれているため、消化しやすいことがメリットのひとつ。胃腸に負担をかけにくく、小さな子どもや高齢者にも取り入れやすい食品です。
粒納豆と異なり、刻む手間を省けるため、調理の時短になるというのも、ひきわり納豆の嬉しいポイント。また粒が小さいため、他の食材との一体感が出やすいのもメリットのひとつです。和洋中問わず、多様な料理にアレンジしやすくなります。例えば、スープやディップ、パスタソースに混ぜると、より滑らかな食感を楽しめます。
「ひきわり納豆を試してみたいけど、どう使えばいいかわからない」「粒納豆ばかりで飽きてきた」そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
実は、ひきわり納豆ならではの滑らかさとクセの少なさを活かすことで、料理の幅がぐっと広がります。ここからは、手軽でおいしいひきわり納豆のアレンジレシピを紹介します!
トーストやクラッカーに乗せるだけで朝食や軽食にぴったり。アボカドの良質な脂質と納豆のたんぱく質を効率的に摂れるのが嬉しい一品です。
【材料】
【作り方】
1. アボカドを潰して、ひきわり納豆、クリームチーズと混ぜ合わせる。
2. 醤油とレモン汁で味を調えたら完成。
パスタを茹でて混ぜるだけなので、忙しい日でもすぐに作れる時短メニューです。ひきわり納豆は、麺類との相性もバッチリ!パスタをうどんに変えてもおいしくいただけます。
【材料】
【作り方】
1. パスタを茹でる。
2. ボウルにひきわり納豆、醤油、バターを混ぜ合わせる。
3. 茹で上がったパスタをボウルに入れて混ぜ合わせ、さらに盛り付ける。刻み海苔やネギをトッピングして完成。
ひきわり納豆は、一般的な粒納豆と比べて、食べやすさ、消化吸収の良さ、調理のしやすさなど、たくさんのメリットを持つ食材です。今回紹介したレシピを参考に、納豆の食べ方のバリエーションを広げてみませんか?手軽で栄養満点なひきわり納豆を、ぜひ日々の食事に取り入れてみてください。
【参考文献】
・タカノフーズ,お客様相談室 納豆に関するよくある質問
藤倉詩織
管理栄養士。【予防医療】にかかわりたいという思いから、大学卒業後は健診センターに就職。メタボリックシンドロームや生活習慣病の方への栄養指導・特定保健指導を経験し、現在はフリーランスの管理栄養士・ライターとして活動中。
2025-01-08T09:11:14Z