暑い夏は、就寝中もエアコンを使用する機会が増えます。快適に眠るためには欠かせない一方で、冷房の風や室温の低下によって身体は冷えやすく。身体は自律神経の働きによって、「冷え」を感じると、体温を逃がさないように血管が収縮するため、末端の血流が滞りやすくなります。特に足先や手先は心臓から遠いため、冷えを感じやすい部位です。
またエアコンは、室内の空気を冷やす過程で、空気中の水分を結露させて外へ排出するため、室内の湿度も低下。すると、肌や喉、鼻の粘膜などが乾燥し、身体が「水分が足りない」と感じ、だるさにつながってしまうのです。
そんな夏の朝におすすめなのが、ベッドやマットの上で行う「寝たまま朝ヨガ」です。目覚めてすぐに体を起こすのではなく、まずは寝たままの状態で足首を回したり膝を曲げ伸ばしたり、股関節をゆっくり動かしたりしてみましょう。
関節を動かすと、その周囲にある筋肉も一緒に動きます。筋肉が「収縮」と「弛緩」を繰り返すことで、血管が刺激され、血液を心臓へ戻す流れもサポートされます。
足首、膝、股関節は、下半身の大きな筋肉や血管が集まる場所です。足首を回すことで足先の血流が促進され、膝を曲げ伸ばしすることでふくらはぎや太ももの筋肉が動くきっかけになります。また股関節を動かすことで、骨盤周囲やお尻、太ももの筋肉にも刺激が入ります。
朝の身体は、まだ活動モードに切り替わっていません。だからこそ、強いストレッチや頑張る運動ではなく、「できるだけゆっくり&小さくから大きく」を意識して体を動かしましょう。それがきっかけとなり筋肉が目覚め、全身の血流を促すスイッチにつながります。
1、ベッドで仰向けになり、脚を軽く開きます。
2、つま先を左右に揺らし、続いて足首を回します。最後に足首からパタパタと前後に倒しましょう。
3、片膝ずつ膝を胸に引き寄せ、再びまっすぐ伸ばす。この動きを繰り返します。動きがスムーズになってきたら、両脚をまっすぐ伸ばし、股関節を軸に片脚ずつつま先で小さな円を描きましょう。
4、反対脚も同様に行います。
5、両脚を胸の前で抱え、左右にゆらゆら揺れて、背中をほぐします。
6、好きな方に寝返りを打ち、大きく深呼吸をします。
7、両手で床を押しながら身体を起こし、楽な姿勢で座ります。身体の内側の様子を感じ、余裕があれば両手を高く上げて伸びをしましょう。
詳しい内容は、こちらの動画からもご覧頂けます。
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
2026-08-01T22:24:00Z