鏡や写真を見た時、「最近、何だか老けたな…」と感じることはありませんか?そんな時は、肩が前に出ている、背中が丸まっている、首が前に出て見える状態のことが多いのですが、こうした姿勢になっているは、いわゆる巻き肩が原因かもしれません。
巻き肩は、スマホを長時間見たり、パソコン作業などで前かがみの姿勢が続いたりすることで、肩が前に入りやすくなることがあります。普段何気なくとっている姿勢が、少しずつ体のクセになっているケースも。肩が前に入り続けると、首や肩まわりの筋肉に負担がかかり、肩こりや首のこわばりなどにつながることもあります。
巻き肩は見た目だけでなく、日常的な体の使い方にも影響があるため、肩まわりをこまめに動かす習慣をつけることが大切です。
巻き肩が気になると、「胸を張って肩を後ろに引こう」と考えがちですが、無理に肩を後ろへ引くだけでは、肩や腰に余計な力が入ってしまうことがあります。
そこで今回ご紹介するのが、仰向けで行うストレッチです。腕でサボテン(カクタス)のような形をつくりながら、肩や肩甲骨をゆっくり動かします。この動きは、胸の前を伸ばしながら、肩甲骨まわりを動かせるのがポイント。前かがみの姿勢などで縮こまりやすい胸まわりをゆるめ、肩まわりを心地よく動かすことで、巻き肩対策につながります。
さらに仰向けになると、背中を床に預けて体を安定させられるのもメリットです。立った状態よりも姿勢を保ちやすく、肩まわりの動きに集中しやすくなります。「姿勢をよくしなきゃ」と頑張るのではなく、まずは1分、ゆっくり肩まわりを動かしてみましょう。
<やり方>
1)仰向けに寝て、両腕を頭の向こう側へ伸ばす。脚は両膝を立て、腰が安定する姿勢になる。
2)息を吐きながら肘を曲げ、カクタスアームの形をつくる。5秒ほどキープし、胸の前が伸び、肩甲骨まわりが心地よく動いているのを感じる。
3)息を吸いながら、両腕を頭の向こう側へゆっくり戻す。
4)再び息を吐きながら肘を曲げる。この動きを1分程度、ゆっくり繰り返す。
肘や手を無理に床につけようとせず、背中を床に預けたまま、肩まわりが心地よく動く範囲で行いましょう。
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
2026-08-30T11:08:58Z